
昨日、新宿に行ったら、駅前広場の桜が咲いていました。
外国人の方など、多くの人が空に向けてカメラを構えていました。
私も通りすがりにパチリ。
東京では、あちこちでちらほら桜が咲き始めています。
昨日は開花宣言も出たそう。
みなさまのお住まいの地域ではいかがでしょうか?
井の頭公園の桜が咲き始めると、
吉祥寺の駅は、お花見の人でごったがえし、
アトレの食料品売り場は、お弁当を買い求める人が長蛇の列を作ります。
こうなると、私はなるべく駅周辺はもちろん、
公園にも近寄らないようにします。
昔から天邪鬼で、「みんな」がやっていることを
「ふん、それの何がいいん?」と醒めた目で眺めるタイプでした。
大学生の頃、当時つきあっていた4歳年上の彼がいました。
「お花見に行こう!」というので、
「桜なんて、わざわざ見に行くんじゃなくて、通勤や通学の途中に
桜の木の下を通りかかって、きれいだなあ〜と見上げるものなんじゃない?」
と、わかったような生意気な意見を言ったことがあります。
思えば、もう社会人だった彼は、
平日は、そんな余裕なんてなく、仕事から離れた週末に
ゆっくりと桜を愛でたかったのかもしれません。
イヤなやつだったよなあと思い出します(笑)

人生後半に差し掛かり、
どんなにミーハーでも、「みんなと同じ」でも、
きれいなものを見つけたり、面白そうなことに出会ったら
「足を止める」ということが、大事だなあと感じるようになりました。
桜が咲いている横を、サッサカ歩いて通り過ぎたら、
桜は、単なる「風景」に過ぎません。
でも、その下で足を止め「なんてきれいなんだろう」と見上げる……。
夕暮れ時、夕日が美しかったら、橋の上で「うわあ〜、きれい」
としばし見惚れる。
そうやって、「わ〜」「すご〜」「ほ〜」と足を止めることで、
人生はぐんと豊かになる、ということに、やっとこの歳になって気づいたような気がします。
同じことをしていても、
友人は、めちゃくちゃ楽しそうで、ワハハと笑い続けています。
でも、ハスに構えた私は「何がそんなに面白いん?」と
「そのこと」を醒めた目で眺めていたりします。
「大したことないやん」
「もっとビッグなことが起こらないとワクワクしない」
とクールにジャッジしていたりします。
なんてソンをしてきたんでしょう!
自分のワクワクエンジンをもっと気軽に作動させて、
どんな小さなことにもワクワクできたら、
今のままの日々でも、もっともっと幸せになれるのに……。

先日、道の駅で買ってきた蕗のとう
もう少し、日々を見つめる目の解像度を上げて、
ピピッと敏感に反応するアンテナを持っていないなあと思うこのごろ。
うお〜、道の駅で蕗のとう見つけちゃった!
だったら、天ぷらにしてみようか!
と一大イベントを企画するようなワクワクを、
夕飯の準備に持ち込むだけで、
1日がスペシャルに変化するかもしれない……。
今までは、仕事をこなすことだけに精一杯で、
効率よく家事や仕事を進めることが何より大事で、
美しいもの、楽しそうなものの前を、
たくさん走り過ぎてしまっていたけれど、
あっちの家の庭に咲いているミモザの花に。
こっちの公園に咲いているこぶしの花に。
あの人が困っている問題の前に。
今度会う友達とのひとときに。
ひとつひとつの瞬間を見落とさないように、
ちゃんと足を止められる人になりたいなあと思うこのごろです。
みなさんは、最近何の前で足を止めましたか?
今日もいい1日を