
日が短くなりましたね。
ちょっと前まで太陽がぎらぎら輝いていたのに、
6時前には暗くなる空を見ながら、
なんだか心細いような気持ちになります。
仕事帰りに、自転車置き場に登ったら、
お月様と目が合いました。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
ここ最近ずっと感じてきたことがあります。
それが、周りにいる先輩、同僚、仕事仲間などで、
ニコニコと活躍している人はみんな、
心が広いんだよなあ〜ということ……。
私は、基本的にすごく怖がりで、気にしいなので、
隣にいる「誰か」が何者なのか、がわかるまで、
心のシャッターを開けようとしません。
私を傷つける人ではない。
困ったときに、絶対助けてくれる。
ちょっとぐらい失敗したり、間違えても許してくれる……。
そんな「その人」を測る肌感覚みたいなものがあって、
「よし、大丈夫!」と思ったら、
そろそろと扉を開ける、といった感じです。
でも……。

初めて会う人や、かつて2〜3回あった人など、
出会った中で、いったいどの人が大丈夫なのか、
なかなかその確信が持てず、
いつも半開きのまま、接していることが多いよう。
こっちがオープンにしていない、ということは、
必ず相手にも伝わります。
だから、相手もずっと半開きのまんま。
すると、ずっと平行線のまま、
「つかず離れず」の関係が続きます。
ところが、私の周りで「がはは」と笑って、
いつも元気で、いつも友達の輪の中心にいるような人は、
みんな、その扉を思いっきりガラガラガラ〜と
オープンにしているようなのです。
8月末に開いた「おへそフェア」で、
重松久恵さんが、トークイベントに登壇してくださいました。
最後の質問コーナーで
少し重い質問が投げかけられたとき、
重松さんは、マイクを置いて、前のめりで、
本当にその人に向き合って、心からの言葉で答えてくれました。
その様子を見ているだけでこちらが感動してしまいました。
トークイベントという不特定多数の人が集う中、
声をかけられたら、すぐに自分の扉を開けて、
心を尽くしてその人の声を聞き、できる限りのアドバイスをする……。
素晴らしいなあ〜。

先日、文筆家の大平一枝さんと、ご飯を食べに行きました。
ここ最近、半年に一度ぐらい、会って、思いっきりおしゃべりする、
という機会を作っています。
いろんな仕事の話を聞いて、いつも思うのは、
本当に面倒見がいいということ。
ママ友、若い編集者、カメラマン……。
いろんな人と腹を割って話をし、いい関係を築いているから、
たくさんの人から頼られて、仕事をしていらっしゃるよう。
すごいなあ〜と、またまた刺激を受けたのでした。
だったら私は?
と振り返ってみると、
なかなか人を信頼できず、心を全開にして向き合えず、
いつも中途半端に扉を半開きのまま。
全開にして裏切られたら傷つくから……。
そんなヘンな防衛意識が働いてしまいます。
もちろん、すべての人と仲良くなることなんてできないとは思うけれど、
もう少し、怖がるのをやめてみよう……
と最近思うようになりました。

扉を開けたことは、行動しないと相手に伝わりません。
やらないまま、やり過ごすことはできるけれど、
あの人の言っていた一言が気になるから、
探していたものが、「ここにあるよ」とメールしてみる。
この人とあの人はきっと気が合うから、一緒に誘ってお茶を飲みに行ってみる。
仕事に悩んでいたあの子には、
数ヶ月後に、その後どうしたか、もう一度声をかけてみる……。
一歩突っ込んだ行動を起こしてみようか……
と思うこのごろ。
歳を重ねると、
少しずつ接するコミュニティの規模が小さくなって、
人との接点も少なくなってきます。
だからこそ、今、ちょっとその輪を広げてみたい。
扉を開けて、傷ついたっていいじゃない。
私にしては珍しく、そんなふうに考えるようになりました。
シャッターをもう少し開けて……。
どんな風景が見えるか、のぞいてみたいと思います。
みなさんは、自分の扉をどれぐらい開けていますか?
今日もいい1日を。