美しきワガママンたち

「勝ち負け」や「効率」や「たくさん」じゃない人生がある。「スロウな本屋」店主 小倉みゆきさん Vol1

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岡山駅から車で5分ほど。
静かな住宅街の中に小倉みゆきさんが営む小さな本屋さんがあります。
店の名前は「スロウな本屋」。
どうして「スロウ」?
どうして、たった一人で本屋を?

いろんなお話を聞いてみたくて訪ねました。

小倉さんは、以前私が福山で開催したトークイベントに来てくださり、
その後、芦屋での「おへそ塾」に参加いただきました。
その時、大型書店に勤めていたのをやめて、自宅の一角で本屋さんを始めたと
聞いたのです。
今から1年ほど前のこと。
ちょうど当時、私は初めて自費出版で「まねしんぼ日記」を作っている最中でした。
「もうすぐ出るから、機会があればみてくださいね〜」と
おへそ塾に参加くださった皆さんにお伝えすると
小倉さんが「ぜひ、うちの店でも取り扱わせてください」と言ってくださり、
「わ〜、ぜひぜひ〜」とお返事し別れたのでした。

その後、本当に連絡をくださって正式に「まねしんぼ日記」を入荷いただきました。
すると………。
売れるのなんの!
次々に追加注文をいただき、1年経った今でも売ってくださっています。
間違いなく「まねしんぼ日記」を一番たくさん売ってくださる書店さんです。

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その頃、互いにインスタグラムもフォローしあうようになりました。
そして、私は小倉さんのインスタを楽しみにするように。
というのも、毎回1冊ずつ本の紹介をされていて、それが面白いんです!
へ〜、こんな本があるんだ!と知ったり、
紹介の文章がうまいなあ〜と感心したり。

一体この人何者??と興味がどんどん湧いてきたのでした。
そこで、今回思い切って岡山を訪ねたというわけです。

この店をオープンしたのは、今から3年前。小倉さんが47歳の時でした。
何かを始めるには、決して早いとは言えないお年頃です。

 

「大学卒業後は、IT企業に就職したんです。でも、全く向いていなくて」と小倉さん。
なんとなんと!
その後、洋書店、「クレヨンハウス」を経て、大型書店へ。
このあたりのお話は次回からゆっくり伺います。

「スロウな本屋」という店名通り、お店のコンセプトは「ゆっくりを楽しむ」。

「『クレヨンハウス』に勤めていた頃に、島村菜津さんがイタリアのスローフードについて
書かれた『スローフードな人生!』という本を読みました。
その時『あ、これでいいんだ!』って思ったんです。
『勝ち負け』とか『効率』とか『たくさん』とか、
そうではない生き方があるんだって、この本を読んで初めて気づいたんですよね」と小倉さん。

 

 

「スロウな本屋」が誕生するまでの小倉さんの歩みを、次回からゆっくり伺います。

 

撮影/藤岡寿美

 

 

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