今見えているのは過去のこと。

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あっという目に7月ですね。
やっと梅雨らしくなったかなと思ったら、
東京は今日は猛暑日になるのだとか……。

この時期、スーパーで梅が売っているのを見ると、ウズウズしてきますね。
今年は、和歌山の中本さんに送っていただいた梅で、まずは梅酒や梅シロップを仕込みました。

以前張り切って作ったのに大失敗に終わったこともあり、
梅干しにはずっと手を出しませんでした。
でも、先日、「北欧暮らしの道具店」さんのサイトで「ジップロックを使ってつける白梅干し」
というのを見て、これは簡単!と早速やって見ました。
梅1キロが、ジップロック大サイズにぴったり。
下処理をしてから焼酎を吹きかけて、塩をまぶした梅を入れて毎日ひっくり返すだけなんです。
もう梅酢が上がってきていて、これを干したら完成です。
どんな味かな〜?楽しみです。

以前、このブログにも書きましたが、
庭での畑作りが日当たりが悪くて失敗に終わったので、
今度は、日当たりのいい場所へ移動できるプランターで、
初心者らしく、なす、トマト、きゅうりというベタな夏野菜を育てみたら
ぐんぐん大きくなって、
先日初めての収穫を!
たったなす2個でしたが、スペシャルな焼きなすを作って
収穫祭を祝いました!笑

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初めのことをやるときには、欲張らず、簡単なことから始めなくちゃ
ダメなんですね〜。
私はつい「どうせやるなら」と張り切ってしまうので、
失敗したのかもしれません。

さて……。
先日、私が髪の毛を切ってもらっているサロン「tao」の若林さんに
面白い話を聞きました。
鏡の法則というお話……。

鏡の中に見える姿は、左右が逆で、鏡を見ながら手を動かして何かを
やろうとすると、うまくいかなかったりします。

そんな風に、実は私たちの目の前で起っていることは、
実は一歩遅れてやってくる過去なのだとか。
だから、今、うまくいかなかったり、失敗して、思い通りにいかないことも
それは、もうすでに過去のこと。
時の流れは、もう先へと進んでいて、
鏡の中ばかりを見ていると、その流れに乗り遅れてしまう……。

だから、見なくちゃいけないのは、
自分がこうしたい、こう在りたいと描く未来の姿であり、
今の失敗にとらわれてはいけない……と。

なるほど〜と思いました。

人はどうしても、うまくいかないことがあると、「どうしてだろう?」「何が悪いのだろう?」
と今目の前に起こっていることばかりにとらわれて
ぐるぐる同じところを行ったり来たり。
そのうちに、一体何を目指していたのか、どこへ行こうとしていたのかさえ
見えなくなってしまいます。

常に頭を上げて、視線は高く。
手元の失敗ではなく、私が行きたいあの場所から視線を外さず生きていけたら……。
きっと、まっすぐその場所へ進んでいけそうな気がします。

何より、この「鏡の法則」をちょっと心の底に止めておくだけで、
なかなかの効果があるんです。

私は、今「暮らしのおへそ」の取材の真っ只中なのですが、
取材依頼がうまくいかなかったり、これでいいのかと悩んだり
日々あれこれ考えながら過ごしています。

でも、
もし、うまくいかないことが起こっても
「これは、鏡の中の過去なんだから」
とおまじないのように唱えたら、
弱気の自分から抜け出すスピードがアップした気がします。
私が見るべきなのは「ここ」じゃない。
もっと遠くの「あっち」のはずだと
下を向かずに上を見ることができるようになったよう。

皆さんもぜひお試しを!


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