大谷桃子の、母から娘へ。受け継ぐレシピ

コーヒーとオムレツに思う

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この春、わが家にひとつ嬉しい知らせが届きました。
去年の今頃、希望する大学に入学することができず涙をのみ1年間予備校へ通って頑張った長女の元に合格通知が届いたのです。入試前に新型コロナウィルス騒動が始まって不安な中での受験だったのですが、無事桜咲いて親子で泣いて喜びました。ですが、念願の一人暮らしが始められる!と喜んだのもつかの間。住まい探しや引っ越しなどバタバタ進めて準備もほぼ整った矢先に、予備校のお祝い会の中止、入学式の中止、新学期の延期、外出規制…
寂しい春となりました。

そんな訳で長女の一人暮らしはしばらく延期。
目下、我が家のお昼ご飯係として活躍中です。
以前は、生まれてから今までずっと一緒だった子供が家を出て行く事は、とんでもなく寂しい出来事に違いないと想像していました。ですが、いよいよ本当にその日が近づいた今、遅咲きの庭の桜を見ながら「子供って桜の花びらが風に舞って消えるのと同じくらい、あっけなくある日突然親の元からいなくなるんだな」と思ったのです。
ハラハラと散る花びらのように、ある章が終わったらまた次の章がやってくる。
人生は駆け足で、感傷に浸る時間はもしかしたら瞬きひとつくらいかも?

さてさて、多くの皆さん同様に今回の新型コロナウィルス騒動からの暮らしの激変にどう向き合えばいいのか悩む日々ですが、例えば、豆を挽いてゆっくりコーヒーを淹れ、フライパンから立ちのぼるバターの香りにうっとりしながらオムレツを焼いて、一日を始める事が出来たなら、なんとなくそれは、これから取り戻そうとしている幸せな普通の日々に、私たちがまだ繋がっているという実感を与えてくれるような気がして、心が少し落ち着きます。
ほんの少しの時間ではあるけれど、この一瞬、私の心は幸せで満たされます。
今回はわが家のコーヒーおじさんこと自称(家族も認める)「信楽で一番オムレツを焼くのがうまい男」大谷哲也のオムレツとコーヒーを紹介します。
美味しいコーヒーとふわふわオムレツで”Stay home”が少しでも楽しくなったらいいな…
みんなで協力して1日でも早く平和な日常を取り戻せるように頑張りましょう!

 

<まずはコーヒー>

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(2人分)
コーヒー豆 26〜30g(豆の種類によって濃さや味が違うので好みに合わせて調整してください)
湯 360cc(沸かして一旦ポットに移して少し温度を下げてから淹れる)

 

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コーヒーおじさんお気に入りのPeugout(プジョー)のミル。1950年代に作られていたアンティーク。
今は作っていないようですが、車の会社が作っていたコーヒーミルってちょっと面白いですよね。

 

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ゴリゴリ挽いていると香ばしい香りが漂い始めます〜

 

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フィルターをセットして豆をドリッパーに投入。

 

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ドリッパーとポットを計りにのせて淹れると分かりやすい。
まずは豆全体に染み込むくらいにお湯を入れて(40ccくらい)蒸らす。
ザーッと大胆にお湯を注ぐのが大谷スタイル。

 

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豆がふっくら膨らんで蒸らしている状態。ここで30秒くらい待つ。

 

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抽出開始。500円玉くらいの直径で円を描きながらゆっくりお湯を注ぎ始める。
注ぐ量とポットに落ちる量が一定に保たれるのが理想的。

 

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そのままお湯を注ぎ続ける。お湯を注ぐ位置はドリッパー表面に近めでゆっくりと。
豆全体の美味しさを余す所なく抽出するイメージで。

 

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360ccくらいまで注ぎ、お湯が落ち切るまで待って、ポットの中のコーヒーを一混ぜして出来上がり。
「淹れ上りが美しいとコーヒーは絶対美味しい!」が、コーヒーおじさんのこだわりです。

 

 

<次はオムレツ>

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(5人分)
卵 5個
牛乳 大さじ1
塩 ひとつまみ(卵は塩がよくきくので入れすぎないように気をつけてください)
バター 20g

 

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フライパンを弱火で温めつつ、卵液をよく混ぜる。

 

%e3%83%90%e3%82%bf%e3%83%bc1バターを溶かす。

 

%e3%83%90%e3%82%bf%e3%83%bc2バターが溶けたら、強火にして…

 

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卵液を流し込む。

 

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卵が固まり始めたら大きく混ぜて、中身のふわふわを作る。

 

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ある程度ふわふわができたら弱火にして、

 

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ヘラで返して形を作り、

 

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下の面を上に返す感じでお皿に移す。
「ボート皿がオムレツに1番良い!この皿があるからオムレツがキレイに作れる!」
オムレツおじさん談(笑)

 

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少し形を整える。

 

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出来上がり!
わが家では大きなオムレツを焼いて、家族で少しづつ取り分けてトーストにのせて食べるのが定番。

 

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温めておいたカップにコーヒー注いで、はい、パン、トーストしてください〜

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