ネイルに行って、「人生第2部」について考えた

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東京は毎日曇り……。太陽が恋しいです。

原稿がひと段落したので、昨日はネイルサロンへ行ってきました。
毎年夏だけ、足にパワーポリッシュをやってもらっています。
白のベースに黒のストーンをのせたデザインは毎年同じ。
ここ3〜4年はずっとこれです。

パラパラと雑誌をめくっていたら、
「ミセス」に、美容ジャーナリストの斉藤薫さんが面白いことを書いていらっしゃいました。

「二つ目の人生を、よりよく生きる」というエッセイです。
人生100年時代と言われる今、
昔は、60代以降が「老後」と言われ、特に人生設計をしなくても、
それまでの惰性で生きることができたけれど、
今では、60歳からがすご〜く長いので、
ちゃんと考えておかなくてはいけない……というお話。

人生後半というと、「仕事がなくなって経済的に大丈夫だろうか?」と
何だか不安がつきまとうけれど、
斉藤さんは、こんな風に書いていらしたのです。

「後半人生、人生の第二部は何をして生きようか?
まさしく、もう一つの人生設計。
それは、ひょっとすると子供の頃、『大人になったら一体何になりたいか?』
という問いに匹敵するくらいの大きなテーマなのかもしれない」

なるほど!と膝を打ちました。
人生100年の折り返し地点が50歳とするならば、
50歳から、「もう一つの人生」の設計を始める……。
そう聞くと、何だかワクワクしてきます。

さらに、こんな風にも書いていらっしゃいます。

「これまでは、20代で自分の人生の方向性をある程度決めてしまい、
それから計画変更することは多分なかったはずだ。
でも、もう一つ人生を与えられたとしたらどうだろう。
果たせなかった夢を叶えようと改めて考えるのではないか。
夢が叶うかどうかは別として、チャレンジし直すことはできるのだ」

 

今までやってきたことを一旦白紙に戻して、
新しい画用紙を広げるとしたら、
これから、私がやりたいことって何だろう?
そう考えることは、とても素晴らしんじゃなかろうか?と思いました。

人生の第二部を考えるとしたなら、
どうしても、「稼いで」「生きていく」ことを考えなくてはいけなかった第一部を飛び出し
本当に自分の胸に「やりたいこと」を聞いてみたい……。
もちろん、老後のお金の心配はあるけれど、
せっかくの2回目なら、
1回目とは全く違う価値観で、「設計」をしてみたいなあと思ったのでした。

子育てが終わって、
仕事がひと段落して、
人生の第二部が始まるとしたら、皆さんは、何をやりたいですか?

少し空が明るくなってきました。
今日は晴れ間が見えるかも。

 

 

みなさま、いい1日を。


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