人生には、もう1本の足が必要だ!

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窓から爽やかな風がす〜っと流れ込んでくる朝です。
みなさま、いかがおすごしでしょうか?

 

さて!
突然ですが、先日テニススクールの体験レッスンに行ってまいりました!
なぜ今頃になって、テニスを?

きっかけはある方との会話です。

「イチダさん、お休みってあるんですか?」
「ありますよ。先日もドライブがてら、茨城県までランチしに行ってきましたから」
「そういう日は仕事しないの?」
「いや……。帰ったらやっぱりメールの返信したり、ちょっと原稿書いたりするかな」
「じゃあ、1日丸ごと休みっていうのはないの?」
「なにかしら、毎日やることあるんだよね〜」
「え〜!じゃあ、365 日なにかしら仕事のこと考えてるってこと?」
「う〜ん、まあそうかな〜」

 

そう言うと、「それはダメだよ!!」とその方。
「これから、歳を重ねていくと、体の具合が悪くなったり、
『強制終了』で休まなくちゃいけなくなることもある。
そんなとき、仕事しかしてこなかったら、きっと心まで壊れちゃう。
イチダさん、今すぐなにか別に夢中になれること、作った方がいいよ」

 

この言葉は胸に染みました。
私も心のどこかでそう思っていたからです。

ひとは、たったひとつの価値観で生きていると、もろくて弱いもの。
「これが人生の正解」だと思い込んでいると
「これ」がなくなったときに、きっと足元からすべてがガラガラと崩れ落ちてしまう……。

子育てに夢中だったお母さんが、
子離れできなくて、子育てが終わったとたん何をすればいいかわからなくなってしまうように、

定年後のお父さんが、仕事も肩書きもなくなったとき、途方に暮れてしまうように……。

人は1本の足で歩くより、
もうひとつの価値観を持って、2本の足で歩くほうがいい……。

 

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というわけで、「もう1本の足」はなにかな?と考えました。
「ピアノでも買って弾こうかな?」
というと、
「いや、ピアノ1曲弾いて、パソコンの前に戻っちゃうでしょ、きっと。
もっと、ちゃんと離れられるものがいい。
陶芸とかいいんじゃない?」とその方。

「陶芸はちょっと...」

というわけで、昔、中高大学生のときに軟式テニスをやっていたこともあり
「あ、テニスだ!」と思いついたというわけです。

すぐにラケットとシューズを買い、近所のテニススクールを探して……。
この話から3日後には体験レッスンを申し込んでいました。

硬式は、ほとんどやったことがなかったので、
みんなについていくだけで必死で、ちっともうまくいかなかったけれど、
楽しかったな〜!

 

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が!!
欲張って、1日に2つのスクールの体験レッスンを詰め込んだワタクシ。
1回70分。2つで140分。

家でスクワットもしているし、2時間ちょっとなら大丈夫だろう、と思ったのが甘かった!
ほぼ30年ぶりぐらいにコートにたち、ラケットをふり、
もう、2回目のレッスンの半分ぐらいからフラフラ。

終わった時には、ちゃんと歩けないぐらい、膝がガタガタで、
翌日には、筋肉痛バリバリ!
今も、ひょこひょこ歩きで取材に向かっています。
トホホ……。

歳をとるってこういうことなんですね〜。
この筋肉痛がとれるのを待って、
スクールに通うかどうかを改めて考えたいと思います。

みなさんは、もう1本の足を持っていますか?
それは、どんな足なのでしょう?

 

 

今日もいい1日を!


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