コロナ生活で、何を考えましたか? ZOOM茶話会やってみました。その1

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今日は東京は30度近くになるそうです。
庭の紫陽花の蕾が膨らんできました。
窓の外でビュンビュンと季節が過ぎていきますね。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

非常事態宣言が出て、ほとんど外に出ない生活が始まりました。
取材も延期。
打ち合わせやインタビューはZOOMで。
スーパーも週に1〜2回だけ。

ず〜っと家にいる生活になって、いろんなことをぐるぐると考えるようになりました。
いつもより忙しくないから、時間に追いかけられることもなく、
朝起きて、半身浴をして、筋トレして、原稿を書いて。
夕方になったらご飯を作って、食後はゆっくりして。
「ああ、こんな時間久しぶりだから、
どうせだからゆっくりしよ!」
そう思っていたのです。

でも……。
だんだん、自分がこの状況をどう考えればいいのか、わからなくなってきました。
いずれは、仕事が再開できるのだろうけれど、「できない今」は、
私に何を教えてくれているのだろう?
今まで「もっともっと」と仕事をしてきたけれど、
そろそろ違う考え方をしなくちゃいけないんじゃないだろうか?
今まで「持ち過ぎていた」ものを手放す時期なんだろうか?
でも、どうやって?

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そんな時、facebookで(株)クラシコムの青木耕平さんがシェアされていたある記事を読みました。
ビジネスプランナーの安西洋之さんが今の状況について書いていらっしゃる
学びのコラボレーション」という記事です。

「まず、このテーマの前提となる状況を把握しておきましょう。
結論を言えば『確かなことは何もわからない』です」

と今の状況を冷静に分析する一文で始まる文章を、私は食い入るように読みました。

 

「我々の世界は健康と経済の2つだけではない。多くの人は人生の意味を問うことを忘れている」という
ストックホルム経済大学で教えているロベルト・ベルガンティ氏の言葉をまず紹介し

「違うことは マイナスではない。例えば、イタリアは全土を完全封鎖させているが、
スウェーデンでは封鎖政策をとっていない。重要なのは、それぞれがデータを共有して、
迅速なコラボレーションをはかれることだ」と。

そして安西さんはこう書いていらっしゃいました。

「コロナ以前とコロナ以降の違いはここです。
以前はデータを秘匿扱いにして、『敵を出し抜く』ことで競争に勝つ。
要するに独り勝ちするパターンが称賛を浴びました」

でも今は

「それぞれが、独自のアイデアと戦略をもとに実施して得た
仮説→結果のデータを共有するしか道がないのです。
今年の秋以降には第二波が到来し、それからも不安定な局面を数年やり抜くことを仮定すると、
学びのためのコラボレーションはもう必須のアプローチというわけです」

違うっていいことなんだ!
これは、私にとって目からウロコでした。
確かにコロナって何かは誰にもわからない。
だから正解は誰ももっていない。
これって、なんだか人生にも似ているなあと思ったのです。
人生って何かは誰にもわからない。
だから誰も正解は持っていない。
そして「これが正解だ!」というアプローチは、みんな違っていい。
大事なのは、「これが正解かも?」と思ったら、答えを握りしめていないで、
隣の人と見せ合いっこすること……。

そして、その先にこう書いてありました。

「知っているフリをするのは最悪のタイプです。(中略)
誰よりも先に『私は知らない』と言い放ち、
『でも、この状況をもっと知りたいから、こういう仮説で前進してみない?』
と周囲に声をかけられる人、これがコラボレーションで求められるリーダーシップです」

お〜!だったら、今この状態をどう受け止めたらいいのか、
みんなに聞いてみよう
と思ったのです。
普段の私だったら、仕事でもないのに、「ねえねえ、今どんなことを考えてる?」
なんて、問いかけることは、めったにしなかったと思うのです。

でも、きっとみんなも迷って、惑って、わからないはず。
だったら、今感じていることを、おしゃべりしあうだけでもいいじゃない。と思ったというわけです。

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ということで、4人の方に声をかけました。
フォトグラファーで、今は岡山で暮らしている中川正子さん。
東京から千葉へ。千葉から岡山そして鳥取智頭町へ。野生の菌で醸すパンと地ビールの店とカフェ「タルマーリー」
を営む渡邉麻里子さん。
埼玉県浦和でベーグルを「繋ぎ」とし、衣食住の販売や楽しいワークショップを開催。幸せを共有する場所を提供している久保輝美さん。
整理収納アドバイザーで、兵庫県西宮市で「OURHOME」を立ち上げ、「家族をまきこみながら、家事をシェアする方法」を伝えているEmiさん。

呼び掛けたら、すぐに「はい、もちろん〜!」と返事をくれました。
そこで、ZOOMで話すこと2時間半!
いや〜、面白かったな〜。

 

そして、みなさんが今回話したことを、このサイトでシェアすることを
快く承諾してくださいました。
次回から、じっくりご紹介しますね。
お楽しみに〜!

 

 


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