
東京から戻りました。
今朝の山梨は雨。霧に覆われています。
こんな雨の中でも小鳥たちはデッキに遊びに来てくれて、
このブログを書いている書斎の窓の外の
デッキの手すりにちょんと止まり、羽を休めています。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
さて……。
昨年より「和歌山一番星アワード」という和歌山県の特産品を
より広く届けるための審査会の審査員を拝命しています。
今回の東京での仕事のひとつは、その審査会でした。
そして……。
その少し前、和歌山県に出かけて、
昨年受賞した生産者のみなさんの元を回ってきました。
有田市、串本市、新宮市など、和歌山中をバスで激走!笑
和歌山って広いんですね〜。
移動時間はどれも1時間半〜2時間。
その間、車窓からみかん畑を眺めたり、海を眺めたり。

家業を継いだ若い経営者のみなさんのお話は、
普段、取材では聞き得ない内容ばかりでした。
昨年のグランプリは、(株)岩谷さんの「紀州 梅真鯛梅」と
「鈴屋」さんの「デラックスケーキ」。
どちらも、めちゃくちゃおいしいのです。
「紀州、梅真鯛梅」は、梅の中に、甘酢みそで味付けした紀州産真鯛のほぐし身が入っています。
初めていただいた時、「え〜!梅の中にどうやってほぐし身を入れたの?」とびっくり!

デラックスケーキは、しっとりと重みのあるカステラに、白いんげん豆の自家製ジャムをはさみ、
ホワイトチョコでコーティングしたもの。
文筆家の甲斐みのりさんも紹介されていたなあ〜。

今回、本州最南端の串本町で、
馬真鯛の養殖の様子を見学させていただきました。
この鯛、梅を配合した餌を食べて育つのだそうです。
梅は百薬の長と言われるように、この餌を与えると、
鯛の病気がぐんと減るのだとか。
さらに、デラックスケーキを作る工程も見せていただきました。
100年前から続く作り方を、ほとんど変えていないそうです。
東京で経営を学んで帰った、という工場長は、
あえて、一見効率が悪いとも思える手作業を多く取り入れ、
そのプロセスを経るからこそ生まれる、ケーキの食感やたたずまいを守られていました。

串本の海
今回、お話を聞いて感じたのが、
「今、手の中にあるもの」をちゃんと握っておく強さでした。
地元の恵み、昔からずっと続く技術……。
ともすれば、「もっとたくさん」「もっと広く」と
東京などの都心を向いたものづくりをしがちなのに、
ちゃんとご自身の足元を固める……。
そして、自分の手にあるものの価値を、きちんと再確認する……。
私もそうですが、
当たり前にずっと持っているものって、
「こんなしょうもないものを……」とか「いやいや大したことなくて」と
その本当の素晴らしさを認識するのが難しいもの。
でも、非効率だからこそ、たくさん作ることができないからこそ、
ここでしかできないからこそ、
他のどこにもない価値が輝きます。

ホワイトチョコレートをかけたばかりのデラックスケーキ
ただ、それだけではなく、
ちゃんと外の世界のことを勉強していらっしゃいました。
従業員ひとりあたりの生産量を数字で把握したり、
梅真鯛の餌やり体験を開催して、認知度を高めたり。
自分の足元だけ、
を見ているだけでは
全体の「どこに」立っているかがわかりません。
外の広い世界を見て、
「自分はここにいる」と改めて立ち位置を確認する……。
そんな広い目と、手元を見つめる小さな目の両方を持つことが大事なんだなあと
教えていただきました。
これはビジネスだけじゃなく、
私たちの普段の暮らしの中でも言えることなんじゃないかなあ〜。
自分が何を持っているかをもう一度指先確認してみる……。
手の中にすでにあるものを、じっくりゆっくり観察してみる。
そして、周囲の人に話を聞いたり、
大きな世界について学んだり。
そうやって、視点を変えて自分の宝物を育てていけたらいいなあと思ったのでした。
和歌山を訪ねた日は、気温が35度以上。
上友農園さんのみかん畑でいただいた、みかんジュースのおいしかったこと!笑

高野山では、地元のおいしい水と吉野本葛を使い、
毎朝、般若心境を唱えてから作る、という「濱田屋」さんの胡麻豆腐もいただきました。
和三盆をかけて食べると、濃厚なごまの味がスウィーツにようになってびっくりでした!

Screenshot
いつもとはちょっと違うお仕事で、学ぶことがいっぱい。
こんな機会を与えていただいたことに感謝です。
上記の商品はオンラインショップでも購入できるので、
みなさま、和歌山県のおいしさを体験してみてくださいね。
今日もいい1日を。