「暮らしのおへそ vol42」本日発売です〜!

じゃじゃじゃ〜ん!
本日「暮らしのおへそ vol42」が発売されます〜!

今回の表紙はバッグ作家の江面旨美さんのお宅で撮らせていただいた
お茶をポットにいれる写真。
色の帯とよくあって、少し秋を先取りした、大好きな表紙となりました。

「はじめに」には、山梨の家の写真を使わせていただきました。
ここにも書いたのだけれど、
毎号、取材をさせていただいている方が
同じようなことを話してくださって、
12名のご紹介した方々が、どこかで繋がってくるから不思議です。

今回の共通キーワードが「考えない」ということでした。

巻頭は、モデルで画家の浅野順子さん。
あの、俳優浅野忠信さんのおかあさまです。

シルバーヘアを三つ編みにして、
デニムのオーバーオールを着こなしたこの姿、
しびれるぐらいにかっこいいでしょ〜!

あまりにかっこいいから、取材の前「厳しい、怖い方だったらどうしよう……」
とびびっていたのですが、
とてもフランクで、明るくて、優しい方でした。

日本人の母とアメリカ人調理兵の間に生まれ、
父は4歳の時に帰国。
お母様がひとりで育ててくださったそう。
若い時には「クレオパトラ党」というグループに属し
ゴーゴークラブで踊り、
早くに結婚して専業主婦に。
子育てを終えた頃、「別の人生を歩いてみてもいいんじゃない」と結婚生活にピリオドを。
その後、バーのママになったり古着のバイヤーを。
60歳の時に、新しい彼に勧められて絵を描き始めたそう。

「私って、何をしても長続きしないのよ」
とワハハと笑われますが、その姿は
「飽きたっていい。やめたっていい。
『何のために』なんて考えずに
自分がそうしたいからするだけ」
という姿勢を教えてくださいました。

そこには「今」に夢中になる集中力、
「今」を受け入れる覚悟がありました。

先のことばかり心配して、不安がっている私には、
浅野さんの底抜けの明るさが、まぶしかったなあ〜。
こんなふうに歳を重ねたいって、心の底から思いました。

大森忠明さんが撮ってくれた、かっこいい写真と共に
ロングインタビューをぜひ読んでいただきたいです。


「おへそ」には、いちばん多い登場回数の伊藤まさこさん。

最近のおへそは「新しいことをやってみる」。

このごろ骨董に夢中で、骨董市を巡っては、それをどう生活の中に活かすかの
提案をしているまさこさん。
そこで、一緒に新井薬師まで行ってきました。

ちゃんと器の特徴や時代のことも勉強され、
お盆を集めたりと、テーマをちゃんと持って巡っていらっしゃいました。
選ぶときの決断の早いこと!

「停滞しているのが何よりもきらいなんです。
何歳になっても、新しいことに挑戦していたい」とまさこさん。

さらにもうひとつのおへそが「会いたい人に会いに行く」。
展示会やパーティで出会ってピピピッとアンテナが動いたら、
すぐに機会をつくって食事をしたり、ご自宅まで遊びに行ったり。
相手が、びっくりするほど大物でも躊躇しません。

「断れたら、ああ残念って思えばいいだけ。
基本的にその人に気に入られなくちゃなんて思わないから平気なんです」

その言葉に、「ああ、私はいつも気に入られたいって思っちゃうんだよなあ」
と我が身を反省しました。

まさこさんと、骨董市に行ったり、滋賀県で暮らす木工作家、佃眞吾さんのアトリエを訪ねたり。
一緒に旅できたのも楽しかったなあ〜。

昔から大好きで、一度お会いしてみたくて、
連絡先を探しに探して、やっと取材できたのが料理家の山本麗子さん。
今は軽井沢にお住まいです。

もう、この山本さんの取材が楽しかった〜!
打ち合わせと本番取材と2回伺ったのですが、
2回とも「これ食べてみて!」とあれこれご馳走になり、
帰る頃には、お腹がはち切れそうに!
なのに「これ持って帰って」とおかずを持たせてくださる……。
「誰かにおいしく食べてもらうこと」が何より好きなことが伝わってきました。

そんな山本さんのおへそが「今でしょ!」
50代で離婚。途方にくれていた頃、長野県に移住。
貯金はまったくなかったのに、600坪の広大な土地を買い
自宅兼教室を建てたそう。
ガーデニングに夢中になり、花や木を植えて、
最終的には2000坪の庭には、四季折々の花が咲き、
公園と間違えて入ってくる人もいたのだとか。

ところが高齢のお母様の元に通わなくてはいけなくなり、
この家を手放して引っ越し。
なのに1年もたたないうちにお母様がなくなり、
75歳で軽井沢に建てたのがこの家です。

「私ね、過去を振り返らないんです。
大変なこともあったけれど、それはあとで必ず役に立つ。
だぁら。どんなときでも、頑張るのは『今でしょ!』って思います」。
と語ってくれました。

自家製の「粉だし」を作ったり、
昆布しょうゆや昆布酢を作っておいたり。
「おいしい準備」も具体的に紹介しているので、ぜひご覧くださいね。


「マザーディクショナリー」代表として、
子供や家族が集う場所を運営したり、
NPO法人「手の長いおじさんプロジェクト」を主宰し
子供達に器や洋服を届けたり、
暮らしながら制作するアートレジデンスの運営を手伝ったり。

多岐に渡って活躍する尾見紀佐子さん。
ビックプロジェクトを手がけるかどうかは、どうやって決めるんですか?
と聞いてみたら……。

「考えすぎないようにするんです」
という答えが帰ってきてびっくりしました。

やってきたご縁を受け入れてみる……。
未来を予測し考えすぎるよりも、やってみれば何かが始まる。

そんなおへそのお話を伺いました。

ブックディレクターの幅允孝さんが、京都に作った施設図書館兼喫茶「鈍考/喫茶 芳」に
伺ってきました。
素晴らしい空間だったなあ〜。

「社会のシステムやテクノロジーが求める速度から
あえて『鈍く』在ること。
時間の流の遅い場所をつくりたかったんです」と幅さん。

あちこちに本のある空間を作ってこられ、わかったのは
「環境と時間を整えれば、本を読むスイッチは入れられる」ということ。

幅さんの暮らしの様子もご紹介しているので、ぜひ見てみてくださいね〜。


京都で「御菓子丸」を主宰し、和菓子を作っている杉山早陽子さん。
「できたてのお菓子を届けたい」と
週末限定で「御菓子丸喫茶」を開いていらっしゃいます。

取材で初めていただいたお菓子のおいしさにびっくりたまげました!

「みずもち」は、柔らかくひんやりしたお餅を口に入れると
とろりとした甘夏の水羊羹が流れ出します。

まさに五感が研ぎ澄まされて、体の細胞がプチプチと動き出すよう。

どんな暮らしの中から、そんな発想が生まれ出すのか
ぜひじっくり読んでみてください。

絵本作家の五味太郎さん。
ちょっと怖かったけれど、お話は刺激的だったなあ〜。

帽子作家でイラストレータのスソアキコさん。
手書きで手帳や旅のプランノートを作られていて
「手触りが、そのまま記憶に定着する」という言葉が印象的でした。


プレスルーム「アリスデイジーローズ」主宰する黒田トモコさんは
大きなヘアピンが大好き。

何歳になっても「好きなものを好きと言う」おへそについて伺いました。

マンツーマンの雑談サービス「サクちゃん聞いて」を立ち上げた桜林直子さん。
桜林さんの「言葉にする力」には驚かされました。
そうか、そういうことか!
と目から鱗のことばかり。
ロングインタビュー、ぜひ読んでみてください。

「松庵文庫」を営む岡崎友美さん。
私も吉祥寺に住んでいた頃、お弁当を届けてもらったことがありました。
今回初めてじっくりお話を伺い、
何も知らなかった、何も持っていなかった岡崎さんが、
猪突猛進で進むその力に驚きました。

「NOと言わないおへそ」のストーリー、めちゃくちゃ面白いです!

2回目に登場いただいた江面旨美さん。
以前取材させていただいた時に知ったウォーキングのおへそを真似して
私は歩くことを始めたのでした。

そんな江面さんの今の体の整え方を教えていただきました。

さらに「好きなものはとことん掘る」というおへそも。
昭和の映画を見て、好きな作家をおいかける。
「おもしろい」と感じたら、その奥に続いているものを研究する、
というワクワクは、私も味わってみたいなあと思いました。

今回も盛りだくさん!
そして、どの人も「考える」ことより大切な何かを持っていらっしゃいました。

自分の頭の中に浮かぶことなんて、限界がある。
それよりも……。
その先にあるものを、ぜひ1冊の中から見つけてみてくださいね。

暮らしのおへそ vol42」本日発売です。
(地域によっては、本屋さんに並ぶ日にちがずれることもあります)

ぜひお手にとっていただけたら嬉しいです。

そして!

明日9月1日(火)20時〜
愛ちゃんと発売記念のインスタライブをやります。

@ichidanoriko2024
@kurashi_to_oshare

のアカウントより。

みなさま、今日もいい1日を。

 


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