
昨日は朝からずっと雨で、15時すぎぐらいにやっとやみ
青空が見えてきたので、
車でピュ〜ッと買い物に行ってきました。
関東エリアでは雨風がひどかったのだとか?
みなさんのお住まいのエリアは大丈夫だったでしょうか?
私は「大人になったら着たい服」の執筆時期に入り、
ずっとパソコンに向かっております。
疲れたら、お茶やコーヒーを持ってデッキで空を見上げて。
キッチンに立って料理をするのが気分転換です。
さて!

以前、このサイトでもご著書を紹介したことのある
荒木俊哉さんの新刊「言語化は 『ありきたりの言葉』でうまくいく」(小学館)
を読みました。
世の中「言語化」がブームだそうです。
確かに私も、ライター塾なので、
まだ言葉にならないもやもやした思いに輪郭をつけて、
言語化することが大事、
とよくお伝えしています。
なのに、「言語は『ありきたりの言葉』でうまくいく」だなんて……。
実は、ちょっとムッとした思いで
でも、なんだか気になって、読み始めたのでした。
読み進めていくうちに、
「言語化」という言葉はすっかり忘れてしまい、
「ここには、今の私にいちばん必要なことが書いてあるかも!」
とどんどん夢中になって、読んでしまいました。
「はじめに」にはこんなふうに書いてありました。
「何を言語化することが、あなたを一番幸せにするんだろう」

荒木さんは「電通」でコピーライターとして活躍されている方です。
本の中には、そのお仕事のことが紹介されていました。
「実はコピーライターには、
書くことよりも
得意なことがある」
という章が、私はいちばん面白かった!
「コピーライターは、いいところを見つけるプロ」なのだと言います。
でも……。
「ときには、自分がそれまであまりよい印象を抱いていなかった企業や商品を
担当することもあります。
それでもコピーライターは言葉のプロとして、その企業や商品の
いいところは何かを真剣に見つけ出そうとします」(本文より)
そうそう、これこれ!
私も、時々タイアップなどの記事を書くことがあるけれど、
私はこのスキルがなくて、
「本当にいい」と思っていないと、書くことが苦しくて、つらくて……。
そうやって「見つける」のだろう?
と興味津々です!
荒木さんはこう綴ります。
「『すべての企業や商品には、必ず生まれてくる理由がある』ということ。
そして、『他にはない、いいところが必ずある』ということです。
そのことをわかっているからこそ、その企業で働く人、
その商品を作り出した人さえも気づいていない『いいところ』を
いかに発見して言語化するかということに、
コピーライターは日々心血を注いでいるのです」(本文より)
さらにこの「いいところを見つけよう」という姿勢は、
ビジネスシーンだけではなく
「目の前の大切な人のいいところをなんとか見つけ出そうとする姿勢や
実際にいいところを見つけ出して言語化できる力が身につけば
家族やパートナーとの日頃の関係もずいぶん変わってくるように思います」(本文より)

うわ〜!
これやん!
今の私に必要なこと!
これまでずっと、胸の奥に抱えていた思いがありました。
仕事でもプライベートでも、いろんな人に出会います。
すぐに打ち解けあう人もいれば、
「あの人、いまいち、わらかない……」という人も。
特にちょっと失礼なことをされたら、たちまちムッとして
「あの人は私には合わない」
つまり
「あの人、キライ」
というスタンプを、すぐに押してしまいます。
なのに、周りの友人、知人たちは
「も〜、〇〇さんは〜」と笑いながら、
ちゃんとその人と仲良くできるのです。
私って、めちゃくちゃ心が狭いのかしら……。
その人の「悪いところ」じゃなくて「いいところ」にフォーカスできない自分を
どうにかしたい、とずっと思っていたのです。
モノに関しても、好き嫌いがはっきりしているので、
「これは、絶対使いたくない」
「こっちはいいけど、こっちはキライ」と
線引きすることが、
自分のライフスタイルをよくする、と思ってきました。
でも、そんな自分じゃシアワセになれないんじゃないか……。
ずっとそんな思いを抱えていたところに、
今回の荒木さんの言葉が降ってきたというわけです。
「何を言語化することが、あなたを一番幸せにするんだろう」

本の後半には、そのヒントが続きます。
「いいところを言語化する5つの発見術」
という章には「誰でもいいところを発見・言語化できる方法」が
綴られていました。
ひとつだけご紹介すると……。
「逆側から考えてみる」。
「この人感じ悪いな」と思ったら
「私」の側から考えるのではなく、
「相手」の側から考えてみる……。
このページを読んでいる時、私は夫と大喧嘩中でした。
引っ越したばかりの頃は、引っ越しが大変すぎて、
ふたりで力を合わせないと、乗り越えられなかったけれど、
少し落ち着いた今、相手のいろんなムカつくところが目につくようになります。
「どうして、あんな言い方しかできないんだろう?」
「どうして、あんな冷たい態度なんだろう?」
「どうして、もうちょっと優しくできないんだろう?」
そう考えて、悲しくなっていました。
でも……。
「逆側」から考えてみると……。
夫は長期の出張に出るために、あれこれ準備をしていました。
「そっか、彼も出張前で緊張しているんだ」
と気づいたのでした。
これからの1週間の段取りを考えたり、必要なものを準備したり、
それだけでいっぱいいっぱい。
「どうして私に優しくしてくれないんだろう?」
と「どうして」ばかりを並べていたけれど、
「逆側」から見てみたら、
「ま、そうだよね」と思うことができたのでした。

こんなふうに、「いいところを言語化する」ヒントが、
具体的に綴られていて、
さらにはワークシートもついているので、
自分に落とし込みながら、読み進めることができます。
しかも、その途中途中に、荒木さんのコピーライターならではの
名コピーの解説が差し込まれているところがいいのです!
たとえは「人は誰でもミスをする。」というある自動車会社のコピー。
「人間というのはそもそも必ずミスをしてしまう生き物だと考えて、
その前提でクルマの安全技術を開発している。
そんな、企業としての姿勢を伝えているコピーになります」(本文より)
そして、最後には、自分自身の「いいところ」を見つけるためのヒントが綴られています。
言語化がテーマの本だけれど、
この本は、世界の、そして自分の「見え方」「見方」をくるりと変えて、
幸せになるための1冊なんだなあと感じました。
よかったらぜひ読んでみてくださいね。
今日もいい1日を。