
萩の花が咲き始めました。
今日は立秋なのだそうです。
山梨も、昼間はまだまだ暑いけれど、
木々にいろんな実の赤ちゃんの姿を見つけたり、
虫の音が聞こえてきたり。
少しずつ秋の足音が聞こえてきたようです。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
さて!
「暮らしのまんなか Vol43」が発売されました〜!

1冊の大きなテーマは「私らしく、暮らしの時間を再構築する」。
いろいろな方の暮らしを「時間」という切り口で紹介しています。
「はじめに」には、こんな風に書きました。
時間を上手に使う第一歩は、自分の時間を、観察することから始まります。
いつの間にか日々が過ぎ去ってしまうのは、無意識だから。
山梨に引っ越してから、
当たり前だった吉祥寺での毎日が、一旦解体されて、
買い物も、掃除も、ご飯づくりも、
イチから構築しなおさなくてはいけませんでした。
でも、それがなんだか嬉しい……。
いつもの生活を一旦リセットしてゼロに戻し、
「暮らし」を再構築していくって、
いちばんのワクワクなのかもしれないなあと思っています。
私が担当したのは3名の方。

一人目は新居に引っ越したばかりのEmiさん。
以前住んでいらしたマンションには、何度かおじゃましていましたが、
今回は中古住宅をフルリフォームして。
どんなお宅なのかとワクワクして出かけました。
グレーを基調とした室内は、
今までよりぐっと大人っぽいモダンな雰囲気でした。
この住まいを作りにあたって、Emiさんがいちばん考えたというのが
「人が集まりやすい家」。
え〜〜?そうなの?
とちょっとびっくり。
家事がしやすいように、ご飯は作りやすいように、
家族が手伝いをしやすいように。
これまでのEmiさんの部屋作りには、
ご自身が、仕事と暮らしを両立させるための工夫がいっぱいでした。
なのに……。
これからは、友人、知人を招いてご飯を食べながらおしゃべりしたのだとか。
それは、いろんな人の話が聞きたいから。
「自分とは違う人生がたくさんある。
そう知れば、世界はもっと豊かになりそう」
とEmiさん。
しっかり者で、なんでもご自身で決断してきたEmiさんが、
「人の話に耳を傾けたい」と語ってくれたことが意外でした。
でも、ああ、こんな風に誰かの話に耳を傾けられるから、
Emiさんは、古い自分を脱ぎ捨てて、どんどん進化していかれるんだなあと思ったのです。
そんな新しい暮らしぶりをぜひ見てみてくださいね。

北海道と千葉の二拠点生活を始めた、という
「あたらしい日常料理 ふじわら」を主宰する藤原奈緒さんの新居にも
行ってきました〜。
35歳で、自分の店を持ち、その後オリジナルの瓶詰めの販売を。
ご自身が、クタクタになってご飯を作っていた体験から、
誰かのご飯づくりが「ちょっと楽になるように」と
仕事をしてきた藤原さん。
北海道、長沼の新居は、周囲に田んぼが広がる
素晴らしい自然の中。
ここで、料理教室「にたき」と、ギャラリー「すまう」を始められました。
今までずっと食にまつわる仕事をしてきたのに
「食だけではないな」
と感じるようになったそうです。
家具やバッグ、ランプや人形……。
暮らしを豊かにする「衣食住」すべてを提案できる場所に。
それは、奈緒さんがこれまで出会ってきた人、モノを繋ぐ仕事でもあるよう。
今まで過ごしてきた時間の中に、小さな違和感を感じるようになったとき、
ちゃんと足を止める……。
「そうすれば、自分に本当に必要なことにエネルギーを使えるようになってくると思うんです」
と語ってくれました。
そんな奈緒さんの新居、ぜひご覧ください。

D&DEPARTMENTで商品開発のコーディネーターを務めたり
中小企業判断しとして、企業のコンサルタントを手掛けたり。
そんな重松久恵さんは、
今年から、青森県に移住。
東京と行き来しながら、1年間裂織りの学校に通うことにしたそう。
重松さんの「時間」に関する考え方がとてもおもしろかったのです。
「旅をしていると、初めて見るものや感じることのすべてが新鮮で、
時間が長く感じられます。
時間は自分の感じ方によって変わるもの。
だから、できるだけ初めてのことをたくさん経験するようにしています。
『時間を有効に使えた』というよりも
『今日もいろいろなことができた』と思えたら幸せですね」。
私よりちょっと年上の重松さん。
会うたびに、
「歳をとったらどうしよう……」なんて悩んでいては、
時間がもったいない!
と思わせてくださいます。
そして、私も「初めて」のことを見つけたくなります。


このほかにも、団地の押し入れを日々のストック置き場に改良した中山あいこさんや、
おおらかな段取りが上手な庄本彩美さんなど、
他のライターさんが担当してくれたページも
真似したいテクがいっぱい!

最後のページには、私の新しい生活で感じた
ミニエッセイを書かせていただきました。
「暮らしのまんなか Vol.43」よかったらぜひお手にとってみてくださいね。
みなさま、今日もいい1日を。