想像を超えていく現実

東京は涼しい日が続いています。
ずっとクーラーをつけていたのに、
昨日の夜から今朝はまったくいらないぐらい。
熊本にも、この涼しい風が少しいくといいのですが……。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

東京に来たら、昼間は仕事をして夜はテニス!
2日続けて、夜7時〜9時までみっちりレッスンをしたら、
今日は体のあちこちが痛いです(笑)。

前回「できた!」と思ったことが、今日はできない……。
というのがテニスの難しさ。
私は軟式テニスをしていたので、
つい手首を返して「腕」でボールを打とうとします。
でも、硬式では「肩」で打つ。
これがなかなかわかりません。

手首を少し後傾させて、腕は1本の棒のように固定したまま
肩を動かして打つ。
こうすることで、手があばれなくなるので、
ボールが安定します。
頭ではわかっているんだけれど、
いざやろうとすると、どうしても腕が動く……。

前回東京に来たとき、その感覚がなんとなくわかって、
すごくうまく打てたので、
「今回も!」と意気込んで行ったのですが、
全然できません……。

コーチに「ラケットを引きすぎないで」
とか
「もっとコンパクトにかまえて」
とか、
ひとつひとつ微調整をしてもらって、
やっと
「ああ、そうか!」とパコーンといいあたりになってきます。

できなくなって、また少しできるようになって、またできなくなって……。
この繰り返しの中で、少しずつ体に定着させていく。
この「ままならなさ」があるからこそ、
私はテニスに夢中になっているんだろうなあと思います。

NHK-oneで、「プロフェッショナル」の是枝裕和監督の回を見ました。
めちゃくちゃ面白かった!

あんなに世界的にも有名な監督なのに、
是枝監督は、現場で若いスタッフや俳優さんの意見を、すごくちゃんと聞かれるのです。
そうして、自分のプランを変える……。

予定していたことを変えるって
その後辻褄が合わなくなるかもしれないし、
思い通りのストーリーにならないかもしれないし、
面倒くさいと思うのに、
「そこ」をとても大切にしていらっしゃいました。

「変わる可能性を探し続ける」
「想像を超えていく現実」

という言葉がとても印象的でした。

そして、インタビューをしようとしているスタッフにむけて
こんなふうにもおっしゃっていました。

「せっかく撮っているんだから、
言葉に置き換えられないようなものを撮ったほうがいい」

怖がりで、面倒くさがりの私は、
つい最短距離で「完成」へと近づきたくなります。
だから、やり始めたら、なるべく雑音は聞きたくない。
反対のことを言う人の意見は、やんわりと否定して、
予定通り進めたくなります。

でも、それでは「想像を超えていく現実」を生み出すことができないんですよね……。

この時期のテニスにかかせない塩分補給

テニスの打ち方を習得するのも、
よりよい作品を生み出すのも、
それに必要な、果てしない時間の積み重ねがある……。

それを厭わないように。
できれば、その行きつ戻りつの超面倒くさいプロセスを
楽しめる人になれたらいいなあ。

想像を壊すワクワクを
新たな現実が生まれる驚きを
味わってみたくなりました。

さあ、今日山梨に帰ります!

みなさま、今日もいい1日を。


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