「なんにもできない」っていいことだ!

家を探していたとき、相談にのってもらっていたのが、
8年前に千葉から山梨県に移住されていた辺牟木(へむき)さんでした。
このサイトでも度々ご紹介している、
絹、綿、麻、オーガニックコットンなど、
自然素材で作る靴下のブランド「グリュックントグーテ」を営んでいらっしゃいます。

家が決まってからもすぐにご連絡しました。
我が家から車で10分ほどのご近所さんになりました。

引越しが終わったあと、その辺牟木さんから連絡がありました。
「庭の雑草を早めに刈った方がいいと思うので、
夫が草刈機を持っておじゃまします。
いらっしゃらなくてもOKです」。

え?
わざわざ草を刈りに来てくださるの?
とびっくり!
私が「引っ越しました〜」とこのサイトにあげた写真が、
あまり草ボ〜ボ〜だったから
見かねて……というより、
放っておいたら、大変なことになる!と心配してくださったのでした。

そうして、先日本当に辺牟木さんのご主人が
草刈りに来てくださいました。
ブイ〜〜〜ンとたちまち草を刈ってくださいました。
ありがたいなあ〜。

こんなにきれいになりました!

このブログを読んで
『たぶん、ご近所だと思います」
とメールをくださった読者の方もいらっしゃいました。
私がゴミ出しが大変などと書いていたので、
「わからないことがあったら、いつでも聞いてください」
とお電話番号まで書いてありました。

そこで、「肉や魚はどこで買っていますか?」
とまずはメールしてみました。
すると、すぐに返事があって
「もっと詳しく説明したいので、よかった電話ください」とのこと。
で、お電話して
まったく知らなかったスーパーのことや、
アリの撃退法などを教えてくださいました。
いや〜!
地元の方の情報って本当に助かります。

さっそく教えてもらったスーパーへ

我が家に初めてのお客さは、
やっぱり3年前に東京から移住した
フォトグラファーの伊田淑乃さんでした。
昔よくお仕事をご一緒していました。

夫の窪田さんが畑で作った、というレタスと小かぶとにんじんを
持ってきてくださいました。

伊田さんには、引っ越したばかりの時に連絡し
「今日、日曜日はゴミの日だから持って行った方がいいよ」
と教えてもらいました。

採れたてのレタス、柔らかくておいしかったなあ〜

今回、引っ越していちばんよかったなあと思うのは、
「できないこと」「わらかないこと」がいっぱいあるということです。

住み慣れた東京では、周りになんでもあるし、
どんなこともたいてい自力でなんとかなります。

でも、見知らぬ土地では、わからないこと、できないことだらけで、途方に暮れてしまいます。
引っ越した初めの2〜3日は
荷物がまったく片付かないこともあって、
「あれ? 私間違えちゃったかな……」とちょっとブルーになったりもしました。

私は、人に頼るのが苦手で、
自分の弱みを見せることがなかなかできません。

そんな時に、周りにいる人が自然に手を差し伸べてくださいました。

「なんにもできなくてお手上げ」という自分になると、
人ってこんなにも助けてくださるものなんだ……。

よくここに書いているように「明るく閉じている」場合なんかじゃない!
と改めて思ったのでした。

そして、山梨に引っ越して、
「なんにもできない自分」を体験できたことを、
すごくよかったなあ〜と思ったのでした。

これから、心の底にある、小さなプライドや、
「私だってできる」という慢心を、
少しずつ箒でサッサと掃き出して、
その分ぽっこり空いた空間で、
周りの人との交流を受け入れられたらいいなあと思っています。

みなさま、今日もいい1日を。


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