
みなさま、おはようございます。
先日「引っ越します」という投稿をしたら、
たくさんの方からコメントをいただきました。
多くの方が、以前の吉祥寺の古い家が見られなくなるのが寂しい………と書いてくださっていて、
あの家で、コツコツと種を拾って綴ってきたことに、
寄り添って見続けてきてくださったのだなあと、感無量でした。
さて!
やっと新居に入りました〜!
ここは山梨県です。
3年ほど前からずっと家を探し続けてきて、
やっと見つけた小さな平屋です。
東京にも小さなマンションを借り、2拠点生活を始める予定です。
まだ中は、段ボール箱が山積みでお店できる状態ではないのですが、
整理しながら、少しずつ中の様子もお届けできたらと思っています。
引っ越しの日はまさかのなみだ雨。
それからずっと曇りでやっと今日の朝晴れました。
引っ越し翌日には軽井沢での取材が入っていて、
片付けに何も手をつけないまま車で仕事へ。
やっと昨日、あれこれ段ボールを開けて、
鍋やら器やらを出したり、新しい家具を組み立てたり。
昨夜やっと、初めての夕飯を作りました。

一昨日、取材に向かうために車を走らせながら、
「どうして、私引っ越したんだっけ?」と改めて考えました。
3年間ほど家を探していたから、すっかり始めの思いを忘れていました。
理由はひとつだけではなくて、
いろいろなことが重なったからなのですが......。
車を走らせていると、山の木々の先が白くモフモフと揺れていました。
あれはたぶんトチの花なんじゃないかなあ〜。
山は季節が少し遅れていて、今が新緑の季節。
若い緑の中に、白い小さな花が塊となって咲き、風に揺れている……….
ああ、私はこういう世界を知るために、引っ越したんだよなあと思ったのです。
それは、自然を知るということではなくて、
今まで暮らしてきた生活のひとまわり外には、
別の世界がある……と気づくこと。
20代の終わりでフリーランスになり、
私の生活はいつも仕事優先でした。
今でもそれは変わりはなく、これからも仕事をする気満々なのだけれど、
それだけじゃあちょっと寂しいな………と思ったのです。
仕事がなくなるのが怖くて、
お金を稼げなくなることが怖くて、
いつも生活の中心に仕事がありました。
でも、そろそろ、自分を「まんなか」に置いて暮らしてみたい。
一生懸命に仕事をしすぎた結果、
私は、自分がいちばんやりたいことは何?ということさえ、
わからなくなっているんじゃなかろうか?
自分のお腹とちゃんとつながって、
「これがしたい」と思いながら生活していきたい。
そのためには、環境を変えることがいちばんだと考えました。

歳をとったら、便利な都会の方が暮らしやすい、と言います。
なので、もっと歳をとったら都会に戻るかもしれません。
でも、ギリギリまだ体力が大丈夫な今、
最後の冒険をしてみたい、と思ったというわけです。
「外」に合わせて生きてきた時計の針を
自分の「内」に取り戻せるように……。
昨日、アジの干物を焼き、レンコンのきんぴらと焼きなすを作り、
いつもの器に盛り付けて食卓に並べたら、
心底ほっとしました。
環境が変わって眠れるかなと思ったけれど、
持ってきたベッドは以前のままで、いつもの布団といつもの枕で
ぐっすり眠れました。
変わるものもあるけれど、
今までコツコツと積み上げてきた生活の基盤は変わらないなあとも思います。
ここで始まる小さな工夫をまた綴っていきたいと思います。
みなさま、よかったらまたお付き合いくださいませ。
今日もいい1日を。