
じ、じ、じつは……。
引っ越しをします!
昨日は、引っ越し屋さんが、あっという間に家具や段ボールを運び出して
21年間住んだ我が家は、がら〜んと空っぽになりました。
今年の初めぐらいから、少しずつ整理を始め、
着なくなった服や、大量にあった本をもらっていただいたりと
準備を進めてきました。
そして、1か月ほど前からは、仕事の合間にコツコツと荷造りを。
最後の1週間は、「これ、間に合わないかも……」と
ひ〜ひ〜言いながら、
押入れの奥からものを引っ張り出しては箱に詰める日々。
引っ越しで何が大変かって、
洋服や器、鍋や文房具など、名前がつくもの以外のものを
いるかいらないか判断するってことでした。
家の中には、自分でもわけのわからないものがたくさんあるのですね〜。
それらすべてをちゃんと分類したかったのだけれど、
とても時間が足りなくて、
結局「あ〜、もう全部持っていく!」と段ボール箱へ。
予定した箱ではとても足りなくて、
途中で「もう10箱追加してください」
「やっぱり、もう15箱」
と箱を持ってきてもらうことになりました。

1週間ぐらい前からは、
この家を離れることが、寂しくて、悲しくて…….
21年間住んだこの家は、私にいろんなものを与えてくれました。
ここに引っ越して「早起きしよう!」と張り切ったのにできなくて、
「習慣を変えるのって難しい!」と思ったことから
習慣=おへそ、というコンセプトで「暮らしのおへそ」を立ち上げました。
毎回「おへそ」を出版したあとは、ここで「おへそパーティー」を開いたし、
いろんな人を招いてご飯を食べることが楽しくて
「一田食堂」という本を作りました。
今ではオンラインで開催しているライター塾も、
始めたばかりの頃は、この部屋に集まって、
みんなのパチパチというパソコンの音を聞きながら進めていました。
毎日のブログも、この家で食べたご飯のことや
飾った花のこと、読んだ本のことを綴り
これまで出版したエッセイの種も、暮らしの中で拾ってきました。
本当に、この古い平屋に与えてもらったことはたくさんあって、
この家に感謝です。

途中で、コロモチャヤの中臣美香さんが
陣中見舞いに来てくれました。
「一田さんがここにいないと思うと寂しくて、寂しくて」
と泣きながら、自転車でかけつけてくれて
こちらまで思わず涙…….
ちゃんと引っ越しの日程を覚えていてくれて、
こうやって来てくれるなんて、本当に嬉しかったなあ〜。

あんなに荷造りが大変だったのに、
引っ越し屋さんは、さすがプロ!
わずか1時間で、すべてを運び出し、たちまち空っぽになりました。
最後に掃除をしながら、壁に刺した押しピンを見つけて、
ブワッと涙が出てきました。

ここは、いつも私が庭の花を飾っていたコーナー。
その上の壁に、絵をかけたり、リーズを飾るのに使っていた押しピンでした。
ああ、私は、ここで毎日毎日、いろんな時間を過ごしてきたのだなあ〜と
1本の押しピンによって、
その日々が走馬灯のように巡りました。
一軒の家で暮らすって、素晴らしいことだよなあと
改めて思ったのでした。
さあ、次はいよいよ新居へ!
その様子は、また改めてご報告しますね〜。
みなさま、今日もいい1日を。
