大人の本気ってすごい。「大谷翔平のつくりかた」を見ました〜。

気がつけば、たんぽぽの黄色の花が、一斉にかわいらしい綿毛の姿に変わっています。
自然界が刻々と変わっていく様子は、
毎年同じなのに、本当に飽きないなあと思います。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

先日「プロジェクトX」で、「大谷翔平二刀流誕生〜はぐれ者たちが野球の歴史を変えた」
という回を見ました。

いや〜、面白かったなあ〜。
夫は最初「もう、大谷はいいよ。毎日ニュースで見てるし」
と言っていましたが、気がつけば、ふたりで黙って一生懸命見入っておりました。

面白かったのは、番組の構成が、大谷さん自身ではなく、
二刀流大谷翔平を作った、まわりの人のお話だったという点。

私は、「二刀流」というのは、大谷くん自身が言い出したことなのかと思っていたら
違うんですね!
花巻東高校時代から投打で活躍。
高校時代には、ピッチャーで4番という人は多くても、プロになるとどちらかに専念する人が多かったそう。
当時から大谷さんは、日本を出て大リーグに行きたいと、はっきりと公言していました。
なのに、ドラフトで日本ハムが大谷選手を指名。
当時の監督が栗山さんです。

大谷の性格を観察した監督が「やったことがないことに挑戦することが好き」
と分析し、だったら「打つ」と「投げる」を両立する二刀流でやってみたらどうか?
そのために必要なサポートをすべてやる、と提案したのだとか。
これに大谷さんの気持ちが動き、
日ハムに入団することになったそうです。

番組では、この時の「二刀流をつくる」ための周りの人たちを紹介。
その人たちの「言葉」がどれも胸にささることばかりでした。

司会のアナウンサーが「二刀流なんてできると思っていましたか?自信はあったのですか?」
と聞くと……。
栗山監督はこう答えていました。
「できるとか、自信があるとか、
僕にはすべてのことに一切ないんです。
できるか、できないかは全く関係ないんです。
やるか、やらないかです」

むむ……。
大谷選手獲得に動くドラフトのエピソードを見てからこの言葉を聞くと
栗山監督の腹の座り方に驚きました。

大リーグに行くというひとりの青年をとどめ、
「二刀流をやってみないか」と言う。
ひとりの人の人生を変えようとするのだから、
その責任は相当なものです。
普通なら「本当にできるだろうか……」と不安になって当然。
なのに、栗山監督は、「結果なんでどうでもいい」と言う……。
確かに、「できるか、できないか」は、いくら考えても自分の力でコントロールできません。
自分の力でできることは、「やるか、やらないか」を決めることだけ。

何かを始めるとき、未来の結果でなく、今を見る、
という確かさが力になることを教えていただきました。

大谷さんの二刀流を試すために、周りの選手も影響を受けました。
最初は、リリーフだけで登板して二刀流を試していたそう。

その時、抑えのピッチャーは谷本選手でした。
自分の出番がなくなる。
しかも、大谷の肩に負担がかかって、途中で降板したなら
「その後を谷本に託す」と言われたのだとか。
それを聞いたとき、谷本選手は自分のプライドが砕け散るようで、
泣き崩れたそう。

でも、それを受け入れ、自分のピッチャーとしてのあり方を
苦しみながら模索した谷本選手は、その後大活躍するようになりました。
当時を振り返って語っていた谷本さんの言葉もとてもよかった。

「『もっといいところで投げたい」とか
『自分をアピールしたい』など、
自分ではコントロールできないことっていうのは、
すべて邪魔なんだなあと思うようになりましたね。
淡々と与えられた役割をこなしていくっていうのが、正攻法というか。
あの一件で、そう思ようになったかもしれないです」

スカウトディレクターの大淵隆さんは、最後にこう語っていました。

「大人の本気ってすごいなと思いました。
あふれる才能を持った18歳の少年がいる、というきっかけに
みんなが本気になるスイッチが入った。
我々は、どうしても慣れた生活、流した生活をしているけれど、
少年と出会ったことでひとりひとり、じぶんの役割を
本気にやった。
ストーリーがなにもなかったんだけれど、
結果としてバトンが次々に渡されていったのかなあと思います」。

そして、その本気の成果を試すシーズン残り2試合になった時、
西武との試合に、大谷選手が登板します。
勝てば優勝。負ければソフトバンクに逆転されて3位。
そんなヒリヒリした状況でピッチャーを託された時、
大谷さんはコーチにこう言ったそう。
「こんな最高の舞台を用意してくださってありがとうございます」
すごいなあ〜。
こう言えることが才能なんだろうなあ。

コーチにその言葉を聞いた栗山監督は号泣したのだとか。

最後の栗山さんの言葉はこんな感じでした。

「二刀流だけではなく、野球にはもっともっと違ったかたちがありますよ、
と翔平が言っている気がしますね」

今までと違う「形」が生まれてくるって、すごいことです。
野球界にほんの少ししかなかった二刀流というスタイルを確立すること。
そんな「二刀流的」なことって、
私たちの周りに意外にあるのかもしれません。

そして、それを掘り起こすのが、栗山さんの言う
「できるかできないか」ではなく「やるかやらないか」
という力なんだなあと思いました。

一度見て、あまりに言葉が印象的で、
NHK-oneでもう一度見ながらメモを取りました。

またNHK-oneでは見ることができます。
興味のある方はぜひ!

さて!
今日は東京での仕事を済ませて、夜には「阪急うめだ本店」でのイベントのため
大阪に向かいます。
「大人になったら、着たい服」のイベント「軽やかに、快適に!おしゃれ展」
明日4月22日から開催です。
みなさん、会いにいらしてくださいね〜。

今日もいい1日を。


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