平井かずみの、花のなまえ

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東京の桜の見頃はいよいよ終わりを迎えようとしています。私は咲き始めの頃の桜より、咲き終わりを迎えたまさに今の桜の景色が美しいなぁ。。と思っています。

先日、撮影で伺ったスタジオに置いてあった随分前の雑誌に桜についてのお話しが載っていました。

ある国語の先生が卒業していく生徒たちに向けた言葉なのですが、私たち日本人にとっての桜とはまさにこういうことなのでは!と思いました。

日本の古典文学ではただ「花」と書いてあるのは「桜」を示しているのだそうです。この花といえば桜というのは暗黙のりょうかいで、それほど私たち日本人は古来から桜を愛しているということなのでしょう。しかし、この「愛する」ということはただ「大好き」というのとは意味が違うといいます。

昔の人が詠んだ歌や詩にはよく桜がでてきますが、そのほとんどは単純に「好き」というものではなくて、「悔しい」「切ない」、「悲しい」など、美しい桜の花があまりにも短い時間で散っていくことに胸を痛めるという歌ばかり。

先生は、これが「愛する」という言葉の本当の意味ではないかといいます。

日本人が桜からもらったものは、いまを生きているかけがえのなさ、愛おしさだったのでしょう、と。

 

桜を見ていると高揚するというよりは、なんとも切なくて愛おしい気持ちになります。そんな気持ちの答えをもらったように思い、ここに記させていただきました。

桜、本当に愛おしい花です。

 

バラ科モモ亜科スモモ属

 

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