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平井かずみの、花のなまえ

平井かずみの「花のなまえ」

 

平井さんと知り合ったのは、もうずいぶん前のこと。
大好きな器の作家さんの個展に行ったら、
そこで平井さんがお店番をしていました。

 

キラキラ光る目をした美人さんで、
思わず「あなた、何をしている人?」と話しかけました。
そんな出会いをきっかけに
取材をさせてもらったり、
ご飯を一緒に食べに出かけたり。

 

そして、平井さんはあっという間にフラワースタイリストとして
キラキラ輝き始めました。
カフェ「イカニカ」を軸に、
花の教室やワークショップ、雑誌やラジオなどで活躍されています。

 

私は、「わあ、きれいだな」と思うと
どうしても、その花の名前を知りたくなります。
名前を知ると、
自分の暮らしの中に、花が入ってくる気がします。
季節が巡って、名前を覚えた花に再開すると、
「ああ、今年も咲いたな」と
去年と今年をつなげることができます。

 

そこで、平井さんに「花のなまえ」
という連載をお願いしました。
その季節季節に咲く花と、名前、
そして短いコメントを綴っていただく予定です。
一緒に花のなまえを覚えてみませんか?

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平井かずみの、花のなまえ

大手毬

  大手毬(オオデマリ)をしつらえると、よく声をかけられるのが「これは紫陽花ですか?」という質問。確かに… 紫陽花と花の咲き方や感じはよく似ていますね。 まず、大きな違いは花の咲く季節です。 大手毬は5月のはじめ頃、つまり紫陽花よりも1ヶ月ほど早く咲きます。 ですので、道を歩いていて見かける時期によって見分けがつきますね。 お花屋さんなど切り花での見分けるポイントは葉っぱです! 大手毬の […]…

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平井かずみの、花のなまえ

東京の桜の見頃はいよいよ終わりを迎えようとしています。私は咲き始めの頃の桜より、咲き終わりを迎えたまさに今の桜の景色が美しいなぁ。。と思っています。 先日、撮影で伺ったスタジオに置いてあった随分前の雑誌に桜についてのお話しが載っていました。 ある国語の先生が卒業していく生徒たちに向けた言葉なのですが、私たち日本人にとっての桜とはまさにこういうことなのでは!と思いました。 日本の古典文学ではただ「花 […]…

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平井かずみの、花のなまえ

クリスマスローズ

眠たい目をこすりながら向かう朝の花市場。 いつも到着して最初に通りかかる仲卸のお店に働いている米山さん。 明るい笑顔とともに「平井さん、おはよう!あら、今日は元気そうね」とか、「今日は顔色がよくないわ、寝てる?」とか声をかけてくださる。そして、「今、うちの庭には◯◯の花が咲いてるわー」「うちもです!」とひとしきり花談義。 今度見に来てほしいともおっしゃってもくださるのだけど、きっと忙しいだろうから […]…

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平井かずみの、花のなまえ

ミモザ

春は黄色からはじまる。 ミモザをつかったリースやスワッグの教室などでは必ずといっていいほどしているお話し。 なぜ黄色い花からなのかというと、それは虫が見つけやすい色だからなのだそう。 更に、以前に雑誌で対談をさせていただいた静岡大学の稲垣先生に詳しくお聞きしたところ、春を感じて最初に動きだす虫はアブとのこと。斜めから差し込む、早春の柔らかい光に黄色の花がキラキラしている様子をみると、虫だけでなく私 […]…

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平井かずみの、花のなまえ

チューリップ

  まだまだ朝晩の冷え込みは続くものの、日中の日差しは柔らかく、暖かで、春を感じる頃となりました。かれこれ13年になるikanika 花の会では毎年、2月はチューリップの〝くるくる〟と呼んでいるしつらいを楽しんでいます。これは、チューリップの茎をくるり と器の中でリースのように中心をあけていろいろな色や咲き方のを15種類くらい、添わせるように活けていきます。あとから写真で見直すとチューリ […]…

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平井かずみの、花のなまえ

ポピー

「ポピーの咲き方っておもしろいな」って思うんです。 もけもけの毛で覆われた蕾はお世辞にも可愛いという感じではなく、もう恥じらい過ぎだよー、っていうくらいうつむいています。でも、その皮を破って出てくる花びらは薄紙のようでとても繊細で美しい。そのギャップにも驚かされつつ… うつむいて咲き始めた花はお日様をいっぱいに浴びるかのように次第にどんどん真上に向かって誇らしげに咲くのです。 そして、3日くらい咲 […]…

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平井かずみの、花のなまえ

ヒヤシンス

数日風邪で寝込んでしまいました。 ほったらかしにしてしまっていた花の水替えをしようと 水耕栽培をしているヒヤシンスに目をやると、まだまだ蕾が 硬いと思っていたのに、可愛いピンク色の花を咲かせはじめていました。 このヒヤシンス、年明け前の11月から楽しみに育て続けていたもの。 具合が悪いのはどこへやら… 待ってましたー!と気持ちが明るくなりました。 花との暮らしは、何気ない日々にギフトを与えてくれる […]…

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平井かずみの、花のなまえ

蝋梅

まだまだ花の少ないこの季節に、春の訪れを待ち遠しく思わせてくれる蝋梅(ロウバイ)。 近所のお宅にこの蝋梅の大木があって、 その姿を見なくても玄関を出た瞬間に遠くから漂ってくる香りで、 花が咲き始めたことがわかります。 大好きな蝋梅の花の香り。でもそれは、間近で嗅いだときの匂いではなくて まだ冷たい空気を含んだ風にのって遠くから漂ってきたその香りがいいのです。 黄色い花びらは、蝋引きをしたような質感 […]…

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平井かずみの、花のなまえ

椿

子供の頃には見向きもしなかったけど、大人になるとその魅力にぐっと引き込まれることがあります。 椿(ツバキ)はまさにそんな花の一つです。 どちらかというと地味な印象で、うちの庭や公園で当たり前のように見ていたから…。 でも、花の仕事をするようになって種類の多さや、その凛とした佇まいにどんどん引き込まれるようになりました。 日本や中国を原産とする椿がヨーロッパに伝わったのは18世紀のこと。 私たち日本 […]…

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平井かずみの、花のなまえ

日本水仙

  日本水仙(ニホンズイセン)は花の少ない12月〜1月に咲いてくれるので お正月しつらいにはかかせない花です。 毎年きまってしつらえるのは玄関に。 20本くらいガサッ!といけます。 上品で凛とした、甘い香りはそこを通るたびに嬉しくなります。 名前にニホンがつくので元々自生する植物のように思われますが 遥か昔、地中海からシルクロードを通って中国から渡来して 野生化したといわれています。 別 […]…