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「かあさんの暮らしマネジメント」  トークイベント開催報告その2

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3月25日(土)に、吉祥寺のカフェ「ORIDO」にて、
「かあさんの暮らしマネジメント」のトークイベントを開催しました。
登壇いただいたのは、インテリア&フードスタイリストの江口恵子さんと、
mazekoze研究所の保手濱歌織さんです。

前回は、作り置き料理のワザや、モノを減らすテクなどについてご報告しました。

とにかく、このおふたり楽しげに話されるんです!
テキパキ度や、何を優先させるか、そんな価値観がぴったりと同じようでした。
「そうそう」「そうなんだよね〜」と盛り上がるおふたりの横で、
「そんなこと言ってもできないもん……」と私がイジケル展開で話は進みました。

 

考える時間と行動する時間を分ける

 

江口
「私、ものすごく無駄がキライなんです。
段取りよく進まないと自分に腹がたつというか……。
効率悪いことがすごくきらいですね。
仕事も家事も、私はいきなり手をかけることはしないで、
まず段取りを考えて、どうやったらいちばん効率がいいか計画を立てるんです。
そして順番を決めてから手をつける。
だからいきなりは手をつけないんですよね」

保手濱
「考える時間と、行動する時間を分けた方がいいですよね」

江口
「そうそう、頭の脳みその使う場所が違うから」

一田
「おふたり、やっぱり似てますよね〜。
考える時間と行動する時間を分ける、というのはとてもいいですね。
私は、考えないでとにかく取り掛かって、あ〜あできなかった!っていうタイプなので……。
でも、それはきっと私がせっぱつまっていないからかな。
私には子供がいないので、お子さんがいて、自分ができないことがある、
という状況になってないからなんですよね。
私の場合はまだ、なんとか自分の努力でリカバーできるのかも」

保手濱
「私も子供が旅行に行ったりとかして、たまにひとりになると、すごいダラダラしますもん(笑)」

一田
「保手濱さんは、どういうときに『空白の時間』を作るのですか?」

保手濱
「子供が寝てからですね。完璧に片付けてから寝ないと気分が悪くなっちゃうんです。
それで明日これとこれをやって……というタスクリストを作ります。
私の場合それをグーグルカレンダーに全部入れて、
できると消していきます。
小さな成功体験を自分の中に築き上げることができて、
自己肯定感が生まれ、すごく前向きになれるんですよね。
タスクが消えていくたびに『ああ、私できた!』って。
浅田真央ちゃんが、スランプのときに、どうやって取り戻していくかというと
ものすごく簡単なジャンプを繰り返すんだそうです。
簡単なんだけど、「できる」ってことが人間にとって重要なんですよね、きっと。

だから、考えながら洗濯やったり洗い物やってると、味わう暇がなくてもったいないんですよ。
せっかく『洗濯やった!』って達成感があるのに……。
ちゃんと自分の中でタスクを消してあげると、「やった感」があるんです」

一田
「1日ぜ〜んぶやることが決まっていると息が詰まりそうになりませんか?」

保手濱
「う〜ん、それはその人のタイプによるのかなあ」

一田
「江口さんは、本でも紹介しましたが、『ミーティングミー」=自分に出会う
という方法を取り入れていらっしゃるんですよね?」

江口
「そうですね。自分の中を整理して、自分を客観的に見つめる時間は大事。
この30分があれば、あの仕事が片付くのに……っていう思いもあるんですけど、
忙しい時ほど、家を出てどこかのカフェに立ち寄って30分間自分の時間を取ります。
今やらなくてはいけないことをリストアップする、という具体的な作業もするし、
『今、私は大丈夫だろうか?』って客観的に見て、今私にとって足らないものは何だろう?
と考えたり……」

一田
「おふたりとも、とっても完璧に見えるんですけど、
すご〜く落ち込んだり、自分がダメだなあと思ったりすることはあるんですか?」

保手濱
「めちゃくちゃありますね(笑)
すごい落ち込みますよ」

江口
「私はずっとフリーランスで一匹狼でやってきたんですが、
人をつかう立場になったとき、どうしてうまくいかないんだろう?
って落ち込んだんですよね。
それで、コーチングを学んだんです。
そのとき、感情と事実を完全に分けて、
感情に振り回されないようにするっていう方法を知りました。
それが自然と身について、落ち込むんですけど、どっぷり浸かることはなくなりましたね。
落ち込む人は、感情と事実がごちゃまぜになっているんだと思います。
じゃあ、どうしたいんだっけ?とひもといてみると悩みから解放されますよ。

保手濱
「子供も、何かうまくいかないことがあったとき、感情にアクセスしてあげると
納得するんです。
たとえば、保育園の帰り道、『靴を履きたくない』って子供がいうと
『だって、靴履かないと帰れないじゃん』って状況にアクセスしちゃうと
『絶対履きたくない〜!』ってなっちゃうけど
『そうだよね、靴いやだよね〜』って感情を共有すると、『うん』と履き始めたりするんです」

 

なるほど、「感情」と「事実」を分ける、という方法は、大人にも有効かもしれません。
たとえば、上司や同僚に仕事の落ち度を指摘されたとします。
私は「気にしい」なので、若い頃はど〜んと落ち込んで、
さらには、その人に対して「どうしてそんなこというのよ」と恨めしく思ったこともありました。
でも、あるときから
「ダメだと言われたのは、私の仕事についてで、『私』についてではない」
と理解してから、
「そっか、じゃあ、ここを修正すればいいのよね」
と理性で考えられるようになりました。

こんなふうに、「かあさんのマネジメント術」はかあさんだけでなく
大人にも応用できるのがすごいところ。

 

次回は「できないことはあきらめる」というマネジメント術についてご報告します。

 

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