日々のこと

分量はご自分で

IMG_6582

 

先日、「fog line works」で開催された、
竹花いち子さんの料理教室に参加してきました。
人と一緒に何かをする……ということが、
意外に苦手な私にとっては、珍しいことです。
いや〜、面白かったな〜!
そう、面白かったのです。

もちろん、料理がおいしい、
ということにも感動したのですが、
それよりも、竹花さんの料理に対する考え方が面白い!
デモンストレーション形式で開催されるこの教室、
最初に各人に配られるレジュメには、
その日作るメニューと、材料は記されているけれど
分量が書いていないのです。
料理教室なのに、分量がない!?
まずは、そのことにびっくりです。
「分量を書くと、かえって作ってみるとき、
必ず調味料を計って作るでしょう?
私は、料理って、その日の天気、材料、自分の体の具合によって
調味料を自分で調整するものだと思うんです。
加えてみて、味見をして、今日はちょっと……と工夫する。
それが料理だと思って」。
そんな風に教えてくださり、
なるほど〜!と膝を打ちました。

 

IMG_6585

 

私は、料理は分量を計って作るタイプ。
もちろん、肉じゃが、や大根の煮物など
実家で教えてもらった煮物系の料理の調味料は計りませんが、
自分で料理家さんの本をみて作り、
「おいしい〜!」となって、リピートして作るおかずは、
毎回、その本を引っ張り出してきたり、
メモしておいた分量を見ながら作ります。
なぜかというと、
失敗したくないから!
前回おいしくできたのに、今回はイマイチ、
だとがっかりするからなのでした……。

「暮らしのおへそ」で取材をさせていただいた、
「ご飯屋パロル」の櫻井えみ子さんも
「分量をいちいち計っていると、いつまでたっても覚えない」
とおっしゃっていました。
確かに、作り慣れた大根の煮物は、
出汁はこれぐらい、そして、鍋に直接しょうゆをタラ〜、
みりんをジャバ〜と入れていくだけ。
それで、だいたいおいしくできるのです。
つまり、だいたいの分量を目や手が覚えている……。

作るなら失敗したくない……。
だから計量スプーンでいちいち計る。
料理だけでなく、今までの私って、
そうやって生きてきたよな〜って思います。
「うまくいくように」生きてきた。
失敗の数はなるべく少ない方がいいと思ってきた。
でも……。
失敗するから学べることって、
失敗しないことより、
ずっとずっと大きな宝物になるんじゃないか。
最近、やっとそう思えるようになりました。

 

IMG_6583

 

料理教室で教えてもらったのは、
にんじんのポタージュ
ごぼうのフリット&れんこんの唐揚げ
大根と豚肉のバルサミコビヤンコ煮込み

にんじんのポタージュなら
今回は入れなかったけれど、赤いパプリカを加えて
水分を少し控えれば
パスタソースにしてもおいしい。

ごぼうのフリットは、
今回はパルメジャーノとパクチーのみじん切りをからめたけれど、
ゆかりや、七味でもいい。

竹花さんは、今日の料理の説明をしながら
それが、どんな風に展開できるかまで
あれこれ教えてくれました。
「こうじゃなきゃ」と決めないことで、
料理の幅が無限大に広がっていく……。

料理を習いに行ったのに、
なんだか、これから行く先を
「もっと、い〜かげんでいいじゃない」
と、スキップしながらの歩き方、鼻歌を歌ってみるお楽しみまで
教えていただいた気がしました。

さ!
今日から私は、計量スプーンを封印します。
失敗したらごめんなさい。
ま、そんな日もあるさ。
と言える私になれればいいなと思います。

You Might Also Like