時間の使い方見直し作戦 その1 集中力散漫になってみる

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梅雨の合間の晴れは、カーテンを開けると「よっしゃ!」と思いますね。
今日も朝から洗濯機をブンブン回しています。

さて。
私は、時間の使い方がとても下手です……。
原稿の締め切りには、めったに遅れないし、約束は守りますが、
それは、無理やりお尻を揃えるという力技。
そこに至るまでは、
計画性がないので、いつも行き当たりばったり。
一体いつ何が完成するのか、自分でもわからない状態です。

だから、一緒に仕事をしてもらっている人たちは、
途中きっと不安になると思います。
「イチダさん、大丈夫かな……」って。
本当に申し訳ない……。

無理やりお尻を揃える=なんとか間に合わせる
といういことは、
もし、間に合いそうになかったら、突然ダッシュを始めるということ。
そして、力技で、なんとかゴールまで駆け抜けるということ。
すると、どういうことが起こるかというと……。
途中をすっ飛ばす!

小さなことには目をつぶって、
とりあえず体裁を整えてしまうのです。

こんな大雑把な仕事の仕方ではいかん……。
と全く遅いのですが、最近よく考えるようになりました。

そして遅らばせながら、時間管理の仕方について
もう一度見直そう、と思うようになったのです。

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とは言っても、大雑把人間のわたくしが
いきなり、計画表を作って、その通りに物事を進める……
なんていうのはとても無理。

まずは、今できることから考えました。
その一つが、「注意力散漫になってみる」ということ。

私は、猪突猛進のイノシシ型人間なので、
一つのことが終わってからしか、次にいくことができません。
それをやめてみよう!と思ったというわけです。

例えば、今までだったら原稿を書いていたら、1本書き終わるまで
他のことは一切手をつけませんでした。
でも、そうすると、「あれもしなくちゃ」「これもしなくちゃ」ということが溜まってくる……。
全てを覚えていられなくて、中には忘れてしまい、後から「あちゃ!」と慌てることも。
そこで、原稿を書いていても、
「あれ、ちょっとメールで送ってください」と言われれば、
「はいはい〜!」と調べて書いて送る。

「企画書送らなくちゃ」となると、原稿をちょっとおいておいて、
お手紙を書いて、荷造りして、宅急便やさんを呼んで送る。
誰かに連絡しなくちゃ、となると、電話して話をし、スケジュールを決めて、手帳に書き込む。

と、あれこれ「途中に差し込んで」仕事をしてみることにしました。
これまで、原稿の途中にあれこれ別なことをすると、
集中力が途切れてしまう、と思っていたのですが、
企画書を送るのは、ほんの10分ぐらいだし、
誰かに電話するのは5分ですみます。
それぐらい、原稿から離れても、実はへっちゃらなんだ、とわかってきました。

むしろ、ず〜っと2時間、3時間と原稿に向かっていると、だんだん煮詰まってきます。
結局、ちょっとSNS をのぞいたり、yhoo ニュースを見たりと、気分転換をしているのです。
だったら、その間に、他の仕事をしてもいいやん!と思ったというわけ。

この「集中力散漫作戦」をやってみると、
不思議な現象が起きることに気づきました。
原稿をず〜っと書いているより、
合間合間に他のことを差し込んだ方が、仕事が加速するのです。
つまり、企画書を送って一つ案件が片付くと、達成感があります。
そしてまた原稿に戻ると「よっしゃ!書くぞ」とスピードが加速する……。

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大きな仕事の間に小さな仕事をサンドイッチする。
すると、小さな仕事がいい気分転換になる。
そういうことか!と思いました。

そして、1日の終わる頃、小さな仕事がほとんど片付いている!
これは、私にとって奇跡的なことです。

私と同じように「一つのことが終わらないと次にいけない!」という方。
あえて集中を一旦切って、他のことをやってみる、というこの方法おすすめです!

 

これが、私の時間管理の第一歩。
これから、もう少し上手にできるよう、あれこれトライしてみたいと思います。

 

紫陽花の花が色濃くなってきました。
みなさま、今日もいい一日を!

 

 


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