母の背中

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阪急うめだ本店でのイベント中、実家に泊まっています。
我が母は、大雑把人間の私と違ってとても几帳面。
部屋の隅々まできれいで、
帰るたび、背筋が伸びる気がします。

20歳で結婚した母は就職経験なし。
ズ〜っと専業主婦でした。
が、私は密かに、もし母が仕事をしていたら
とても有能だったのではないか、と思っております。

というのも、掃除や料理など、家事のやらなければいけないこと
を組み立てるのがとても理論的。

「私は仕事はしたことはないけれど、家事のプロになるの」
というのが口癖です。

 

洗面所の蛇口も、バターケースのふたもいつもピカピカ!

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76歳の今も、「掃除が私のジム代わり」
と午前中はずっとくるくる動き回っています。

毎日、私がプレゼントしたマキタの掃除機で、さっと掃除は
するけれど、

月曜日に、「ミーレ」の掃除機でリビングを掃除
火曜日は、サッシと網戸をふく。
水曜日は、トイレ掃除
木曜日は、ベットルームを「ミーレ」で掃除。
金曜日は、家中の棚の拭き掃除

なんだそう。

娘2人が独立してから、さっさと家をリフォームし、
私の部屋にベッド2つを新たに入れて、ゲストルームにしました。
そんな機動力は、ちょっとは私が受け継いだかも。
今、私が帰ってくると、そのゲストルームで寝起きします。

取材でいろんな素晴らしい方に出会うけれど、
私が世の中で一番尊敬するのは、やっぱり母です。
テキパキ家事はとてもじゃないけれど、真似できないけれど、
自分で自分の生活を組み立てる、
という姿勢は、ずっと追いかけ続けたいなあと思います。

そして、取材したことは、アートでもビジネスでも、
おしゃれでも、家に持って帰って自分の生活の中に
落とし込んで、暮らしをバージョンアップしたい、
と思う私の今のスタンスは、
きっと母の影響だなあと思っています。

だんだん小さくなるけれど、
ずっと元気でいてほしいと思っています。

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今日は、「大人のおしゃれにほしいもの展」最終日です。
お時間あったらぜひ立ち寄ってみてください。

 

みなさま、よい1週間を。


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