ライターズ・マルシェ

母娘ふたりロードトリップ3大荒れの天気と腹痛と

miyukishimizu_roadtrip_0011

フォトグラファーの清水美由紀です。

運転が苦手な私が、思い切ってチャレンジした、長野から愛媛を目指す母娘ふたりロードトリップ。穏やかに始まった旅でしたが、2日目に思わぬ状況になってしまったのです…!

多治見をお昼頃出て、京都へ向けて出発。雲行きは怪しくなり、激しい雨がフロントガラスを叩きつけます。この頃日本は全国的に大荒れの天気。東京で大雪が降り、行き先の愛媛でも異例の大雪でした。

多治見までは日帰りでもいける距離。でもここからは、本当に踏み出したことのない場所へ、ホームから遠く離れていくんだ。そう無意識に思って、緊張していたのかもしれません。

途中からわき腹がキリキリと痛み始めました。経験したことのない痛みです。最初は違和感を感じる程度だったのが、あとちょっとで京都に着くという頃、本格的な痛みに変わっていきました。脇腹を強く抑えながら、パーキングエリアに車を止め目を閉じて休みます。落ち着いたのを待って、ホテルへ。「盲腸だったらどうしよう?!」「病院探したほうがいいのかな?」頭の中はフル回転。でも身体がついていきません。不安とともにベッドに倒れこみました。

娘に「おかあさん、お腹いたくなっちゃった。ちょっと寝てもいい?」と聞くと、「みーちゃんがついてるからね。だいじょうぶだからね。」といってお腹をなでてくれ、ホッとした私はそのまま眠りについてしまいました。

どのくらい眠っていたのかわかりませんが、目をさますと眠る前と同じ場所で私を見守ってくれている娘の姿が。痛みもすっかり引いています。この時まで、2歳の娘がこんな対応をするなんて思いもしませんでした。いつだって、私が先に寝るといったら「ねないでー!だっこしてー!」というんだから。

娘はいつの間にか、成長していました。私も、腹痛を超えました。それは、例えはおかしいかもしれないけれど、ホームとつながったへその緒をちょきんと切ったような感覚でした。安心できる場所から離れることは怖い。だけど、へその緒を切ったって、生きて行ける。むしろそこには自由が広がっている。そう感じることができたのでした。

 

miyukishimizu_roadtrip_0015

You Might Also Like