いよいよ本日「面倒くさい日も、おいしく食べたい!」(SBクリエイティブ刊)が
発売です!
この撮影、本当に大変でした!
撮影日には、毎回10品以上を朝から夕暮れまでひたすら作る!
慣れていないので、段取りが悪く、時間がかかるし、
終わる頃にはクタクタになりました。
料理家さんって、毎回こんなことしてるんだ〜!とびっくり。
さらに、もっと大変だったのがレシピ出しです。
以前「丁寧に暮らしている暇はないけれど」に、
我が家の定番の炒め物の作り方をちょっと書いたら
「作りました〜!」と言ってくださる方が、想像以上にたくさんいらしてびっくり!
私も、何か本を読んで「あ、作ってみようかな?」と思うことが多いので、
簡単な分量と作り方が書いてあると
みなさんのお役に立つかなあと思ったのでした。
でも!
普段作っている大根の煮物なんて、目分量です。
全てを作りながら計量し、メモして……。
いつもは、ちゃ〜〜〜っと醤油をまわし入れるところを
大さじで測ってから入れる訳です。
でも、大さじ1がいいのか、大さじ2がいいのかは、
料理が仕上がってからしかわかりません。
「ああ、ちょっとからすぎた!」と思ったら
また最初からやり直し……。
一度「よし、これでいい!」と思っても、なんだか不安になって
また日にちをおいて作ってみたり……。
そんな地道な作業を繰り返し、やっと出来上がったのがこの本です。
私は、基本的に面倒くさがりなので、
毎日夕方になると「あ〜、ご飯作るの面倒くさい!」と思います。
それでも、おいしいものを食べるのは大好き!
ということで、手間や時間をかけずに作っておいしく食べる「ワル知恵」を
あれこれ働かせるという訳です。
一番上の写真は我が家の三宝菜を撮影後にみんなで食べている時に、
カメラマンの興村くんが撮ってくれたもの。
この写真が大好きで、この本の一番最後のページの1カットに使わせていただきました。
八宝菜ほど野菜をあれこれ入れるのは面倒なので、
使うのは、この時期おいしくなる白菜と小松菜と白ネギだけ。
でも、とろりと餡がかかった炒め物はおいしい!
面倒でも、うずらの卵のキクラゲは必ず入れます。
と言った具合です。
そのほか、ちょっとボリューミーな胡麻和えや
忙しい日に大助かりの「豚肉巻き巻き」
副菜に丁度いい「酸っぱいおかず」などなど。
実は、先日家に帰ったら、連れ合いがこの本を広げてキッチンに立っておりました。
そうか! 我が家の定番は全てここに書いてあるから、
つくれるやん!
と、その後ろ姿を眺めながら「ウシシ」と微笑んだワタクシでありました。
今日から本屋さんに並ぶかと思うとドキドキ……。
もしよかったらお手にとってみてください。
上記写真/興村憲彦