先日「ギャラリーフェブ」で、小石原ポタリーの展示会があって
2枚の器を買いました。
何気なく選んだだけだったのですが、
持って帰って食器棚に入れると、ムクムクと威力を発揮しだしました!
小石原ポタリーは、福岡県小石原から昔から続く窯元さんたちと、
フードコーディネーターの長尾智子さんのコラボレーションで開発された
新しい民芸の器です。
テーマは「料理を美味しくする器」なのだとか。
で、何が素晴らしいって、そのサイズ感です。
つい、食器棚から取り出してしまう器は、
サイズ感が「ちょうどいい」のです。
サラダでもいいし、ちょっと深さがあるので、ポトフなどの汁物も
どんなおかずでもぴったり!
これを買ってから、この器ばかり使っている気がします。
これは、昨日連れ合いがいなかったので、私のひとりごはん。
撮影の残りのブロッコリーとカリフラワーに、
塩麹に漬けておいたささみを焼いただけ。
これに、醤油、酢、砂糖を大さじ1 サラダ油大さじ2の和風ドレッシングに、
ピーナッツバターを混ぜてアレンジした
ちょっと甘めのエスニックドレッシングをまわしかけていただきます。
先日、「キッチンで聞く、ビジネスのはなし」(KADOKAWA)で取材させていただいた
中臣幸次さんとお話をしていたら、こんなことをおっしゃっていました。
「お客様に洋服の特徴を丁寧に説明して、試着室に入って着ていただいて、
出てこられた時に『なるほどね!』と言わせる接客が、いいんです」
へ〜!と思わず手を叩きました。
頭で理解したことを、洋服を着てみて、自分の体でストンと理解する。
それって、物事の「本質」と自分の「必要」が、
カチリと音を立てて合った快感なのかもしれません
器も同じでした。
使ってみて、「なるほどね!」と言いたくなる。
作り手の意図、思いを体で実感した途端、
人は、それを本当に「いいもの!」と理解するよう。
シンプルだけどうまいやん!
とサラダとささみをつつきながら、ビジネスに想いを馳せた夕飯でした。