大人も子供もみんな大好きなハンバーグ。
私にとっては小さい頃から慣れ親しんだ洋風家庭料理の一つですが、
いつ頃からこんなにポピュラーになったのでしょう?
以前、お義母さん(門司出身)と話していた時に、
「大学受験のために汽車で神戸に向かう途中、食堂車で生まれて初めてハンバーグを食べたの。
目玉焼きがのっていて、それはそれはお洒落で美味しくてびっくりしたわ!」と聞いて、
その当時(昭和30年代後半)は、それほど一般的じゃなかったのね、と少し驚きました。
「じゃあ、お義母さんの実家ではいつもどんなものを食べていたのですか?」と聞くと、
「フグとクジラ」(さすが門司!)という答えが…それはそれでびっくりです(笑)
私にとってハンバーグは、小さい頃から食べている馴染みの料理の一つですが、
お義母さんにとっては、初めて親元を離れて都会へ出て来た時に遭遇した思い出の料理。
キラキラ笑いながらハンバーグを頬張っている若かりし日のお義母さんを想像すると何だか嬉しくなります。
私と親世代の年齢差は25年ほど。
それくらいあれば世の中が大きく変わるということですね。
れから先もこんな風にお家で食べられる日々のご飯はどんどん様変わりして行くのでしょうか…
例えば25年後、みんなは毎日どんなご飯を作っているのかな?
でもやっぱりハンバーグは作っているような気がします。
だって、材料を混ぜて丸めてフライパンで焼いてソースをからめるだけ、で、こんなに美味しい。
多めに作って次の日はサンドイッチにしてお弁当にするのもオススメです。
ソースにちょっと工夫をしたり、中にチーズを忍ばせたり、ピーマンの中に詰めてみたり…
色んなアレンジが加わって進化して、25年もすればいつの間にか今とは全然違うハンバーグになっているかも?
どんなハンバーグにせよ、大人になった娘たちが作っているハンバーグを一緒に食べてみたいなって思っています。
<材料>
合挽きミンチ 300g(我が家は牛150g+豚150gをお肉やさんで合わせてもらいます)
玉ねぎ 中2分の1個(みじん切り)
溶き卵 2分の1個分
パン粉 1カップ弱
牛乳 50cc
小さじ 2分の1
胡椒 適量
ナツメグ お好みで(ちょっとおしゃれな味になります)
(ソース)ケチャップ大さじ3+ウスターソース大さじ2+水大さじ2を混ぜておく
さいの目に切ったトマト(小1個)を加えても美味しい(この場合水を省く)
(付け合わせ)ピーマンと人参、シメジをバターで炒め、塩胡椒で軽く味付けする
*レシピは2-3人分です
*カップは200ccのものを使用
*大さじ1=15cc
1.ボウルにパン粉と牛乳を合わせてふやかしておく。
2.1のボウルにその他に材料を全て入れ、まんべんなくこねる。
3.タネがまとまったら、5-6等分にわけ手にオイルをつけて(おにぎりの時に水をつけながら握る要領で)ハンバーグ型に丸める。
4.フライパン(今回はφ18cmの大谷製陶所の平鍋を使用)熱しオイル大さじ1程度(分量外)をしき中火で表面に軽く焦げ目がつく程度に焼く。片面焼けたら裏返して反対側も同様に焼く。
蓋をして中で火が通るまで蒸し焼きにする(全体で10分くらい)
この間、付け合わせの野菜を炒めておく。
5. 火が通ったら、ハンバーグを取り出し、ソースを入れ肉汁とまぜる。
ハンバーグを戻してソースを絡め、弱火で少し煮詰める。
6. そのままでもいいが、チーズをのせ蓋をして2-3分弱火で加熱すると、チーズがトロリと溶けて美味。
付け合わせの野菜も添えて熱々をどうぞ。ご飯にもパンにも合います。
*今回は小さい耐熱の土鍋で一人分を焼きましたが、フライパンで焼く場合もほぼ同様にできます。
この場合ははお皿にハンバーグと野菜炒めをきれいに盛り付けてください。
*すぐに焼かない分は、ラップに包んで冷凍保存できます。
材料はたったこれだけ
はじめにパン粉に牛乳を混ぜてふやかしておく
すべての材料を合わせこねる
全体にまんべんなくまとまった状態
5等分して丸める。手に油をつけながら丸めるときれいにできます
フライパンを熱し、少し強めの火で表面に焼き色をつける
裏返して反対側も焼き色をつけ、蓋をして弱火にし10分くらい、火が通るまで焼く
ふっくらいい感じで焼けました
ソースをからめて…
チーズをパラリとのせて、蓋をし2-3分…
チーズが美味しそうにトロリと溶けたら、付け合わせの野菜炒めを添えて出来上がり!
ソースにさいの目に切ったトマトをまぜて一緒にからめるとまた美味しい〜
多めに焼いて次の日のお弁当はハンバーグサンドはどうですか?
パンにバターと粒マスタードをぬって、チーズやピクルス、野菜と一緒に挟んでラップに包んで出かけましょう〜
お昼くらいにはしっとり味が馴染んで美味しい〜
ピーマンを半分に割って種を取り、軽く小麦粉をふって中にハンバーグダネを詰めてオーブンへ。
写真は200℃のオーブンで約20分焼き、ソースをのせて10分、チーズをのせて温度を上げ(230℃)5分焼いたもの。
ピーマンの肉詰め、子供の頃初めてピーマンが食べられるようになった記念すべき料理(笑)