ドクダミ

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身近にありすぎて、ついついそんなに注目しないことってありますよね。
いつもお花をお願いしている那須(栃木県)の花農家さんから届く6月の教室の花材の中に、ドクダミの花が入ってきました。そのドクダミは我が家の庭にある力強いイメージとは全然違っていて、華奢な茎でなんとも可憐で美しい〜。横浜に比べて、気温の低い高地で育っているからなのか?、なにか特別なことをしているのか?、とお聞きしてみたのですが、そうではないとのことなのです。ということは目の掛け方が違うのかしら。
生けてみるとなんとも白い花びらが凛としていて、これまでとはまた違った美しさの視点に気づかされました。

姿についてだけでなく、以前に2度お会いしたことのある京都のハーブ研究家のベニシアさんは、毎回、ドクダミの効能について「ドクダミは、生薬名の十薬(じゅうやく)という名がつくくらいの薬効があって万能なのに、どうして日本人はもっと取り入れないのかしら…」とおっしゃっていたのを思い出します。

身近なものにもっと目を向けてみよう。
ドクダミは雑草だなんてもったいない。

ドクダミ科 ドクダミ属
原産地 中国、日本,アジア各地


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