「ライターズ・マルシェ」第一回は、ライターの白田茜さんです。
白田さんとは、平井かずみさんの「ikanika」で「おへそ塾」を開催した時に知り合いました。
それからしばらくご無沙汰していたのですが、1年後ぐらいに互いに連絡を取り合い、
家が近所のこともあって、「地元でお茶しましょう!」ということに。
初めて会ったのが、吉祥寺のカフェ「コロモチャヤ」さんです。
今回、白田さんの写真を撮るのに、その「コロモチャヤ」さんにご協力いただきました。
2人の子供のお母さんでありながら、仕事もしたい!と奮闘中。
そんな彼女ならではの連載が、「お母さんが働くってどういうこと?」です。
私も読むのを楽しみにしています。
まずは、本編が始まるまえに、どうしてこのテーマを選んだのか綴ってもらいました。
「お母さんが働くってどういうこと?」
お母さんが働くってどういうことだろう。
周りを見渡してみると、子育てをしながら働く想像がつかないという若い女性、
子育てしながら仕事をすることに罪悪感を抱く女性、
子育てと仕事のバランスに悩んでいる女性が多いことに気づかされます。
一方で、暮らしと子育てを独自の方法でマネジメントしながら仕事をしているお母さんもかなりいます。
厚生労働省の統計(「専業主婦世帯と共働き世帯」)をみても、
共働きの家庭は専業主婦の家庭の2倍近いことがわかります。
もはや“働くお母さん”はスタンダードな時代になってくるのかもしれません。
私が最初の子供を産んだ時、公務員を辞めて社会人入学した修士課程の大学院生でした。
それからの自分の人生がどう変化していくかも分からないまま、
卒業論文に励み、卒業後に決まっていた就職に期待を膨らましていました。
それからは壁あり谷あり、企業を辞めて大学で働き、
フリーランスに転身して育児と仕事をやりくりしてきました。
そして、ようやく自分のペースで仕事ができるようになってきた頃に2人目が生まれ、
再び育児と仕事のバランスを模索中です。
子育ては大仕事。
責任感が強い真面目な女性ほど、手を抜けず行き詰まってしまうこともあります。
待ち望んでいた子供のはずなのに、辛くなってしまうのはなぜだろう。
働くことに悩んでしまうのはどうして?
お母さんだって、もっと肩の力を抜いて子育てを楽しんでもいいんじゃない?
いろんな疑問が渦巻き、様々なお母さんたちからお話を伺うことにしました。
働くお母さんの子育てや家族との向き合い方、自分らしい働き方、
日々の暮らしとのバランスの取り方についてヒントをいただきたいと思います。
そして、遠い将来、もしかしたら子供を産むかもしれない女の子たちにも。
ちょっと先を歩む先輩ママたちの姿を見て自分の将来を考えるキッカケになったらいいな、
という気持ちも込めています。
写真 近藤紗菜
取材協力 コロモチャヤ