バンクシア

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今回はちょっと変わった植物のお話しです。
バンクシアはオーストラリア原産の植物。
開花時は花柱が長く伸び、ブラシような姿です。葉の形もユニークなので、部屋にしつらえるときはどこかオブジェのような感覚です。花持ちも長いので、気分によってコンソールの上のお気に入りの写真と合わせたり、窓辺に立てかけた洋書の脇に置いたり…と何かとコーディネートして楽しんでいます。
飾りながら、最後はドライになっていくので葉が乾燥してきたタイミングで水から外します。

そして、バンクシアが変わっているのはその発芽方法。
オーストラリアの乾燥した土地で起こる山火事。この山火事がバンクシアには必要と言います。硬い果実は、この山火事で熱せられることで弾けて、何もなくなったその土地に種が蒔かれるのだそうです。厳しい生存競争に勝ち抜くためのすごい知恵ですね。

これから梅雨に向かって花持ちが短くなる季節、ぜひお花屋さんで見かけたら連れて帰って見てください。

ヤマモガシ科 バンクシア属 
原産地 オーストラリア


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