丁寧に暮らしている暇なんて、ぜっんぜんないっ!

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桜が散って、新緑の季節になりましたね。
ワタクシ、今5月末発売の「暮らしのおへそ」別冊の原稿の佳境を迎えております。
去年は「お金を、整える」でしたが、今年もまた「整える」シリーズを出します!
詳細はもう少ししたらお伝えできるので、お楽しみに!

机の上はまさにカオスの状態。
必要な書類を積み上げた塊の中からゴソゴソ探し出し、見終わったらまた塊の上へ。

拙著「丁寧に暮らしている暇はない」(SBクリエイティブ)にも書きましたが、
忙しくなっていると、普段やっていることがどんどんできなくなってきます。

まずは、朝のウォーキングをパス!
ここ5日間ぐらい行っていません。
朝5時半ぐらいに起きて、半身浴で目を覚ましたら、まっすぐ書斎へ。
6時からいきなり原稿に向かいます。
この時間のはかどること!!
私は、書いた原稿を一晩寝かせて朝もう一度読み直すのですが、
前日1日かけて書いた原稿を、この早朝の1時間で書き直してしまうこともあります。
起きたての、サラッピンの頭はほんと素晴らしい!
さっさか書けて、自分でも驚くことがあります。

さらに、掃除もパス!
「掃除は毎日します」というのがいつものルールですが、
この時期はその余裕がなくなります。
気になったら、掃除機だけパパっとかけるぐらい……。
掃除をしないと、片付けもしなくなるものですね。
リビングはどんどん散らかっていきます。

キッチンもだんだんベトベトに。
ちょうど連れ合いが出張中だったので、夕飯はずっと春キャベツのパスタでした。

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本当は、夕食の後眠くなってソファで寝落ちて、ハッと気づいたら2時間経ってた!
これなら、おかず2品ぐらい作れてたじゃん!
と思うのですが、
切羽詰まっていると、心のゆとりがない!

きちんと切り替えられる人なら、きっと掃除も片付けも、いつものルーティンを続けられるのでしょうが、
頭の中が「原稿」一色になって
その他のことは、ぜ〜んぶ「見えない」「聞こえない」とシャットアウトしてしまいます。

でも、実は、私はこの時期が案外好きだったりします。
入稿前の1週間、全ての日常生活をストップして全力で原稿に向かう。
あの人に聞いたお話をもう一度思い出し、「あ〜、素晴らしい話だったよな〜」と
一人で勝手に感動しながら、
でも、それって一体どういうことだったんだろう?
と自分の中にある経験を総動員させて、組み合わせ、噛み砕く。
苦しいんだけれど、この「理解していく」プロセスが、文章を書くということ。
その上で、どう書いたら皆さんにお伝えできるのかと
あ〜でもない、こ〜でもないと、考える……。
パソコンをカチカチカチカチカチ〜〜〜と打ちながら、
言葉を探して文章を紡いでいく。
その他のことは一切考えない。

まあ、連れ合いは大迷惑してると思いますが、
こうやって集中して、全てを出し切る感覚が、だんだん快感になっていくのです。

 

そして、ふと気づくと、部屋は大変なことになっているけれど、
やっと全てを終えて、
「よっしゃ〜!」と腕まくりして、部屋中を片付け、リセットしていく時間も清々しいもの。

長年の経験から、サボっても、「どうにかなる」復活ワザを知っている、
というのも、「大丈夫、今だけ」と思える理由かもしれません。

復活ワザについては、本にあれこれ書きましたから、まだの方はぜひ読んでくださいね。ククク。

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ちょっと出口が見えかけたので、今朝は久しぶりにウォーキングに出かけました。
たった5日間行かなかっただけなのに、あたりは新緑の匂いがして、
木々はモリモリ葉を伸ばしていました。

 

おへそ別冊の詳細はまたお知らせします。
お楽しみに〜!

 

 

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