いちだ&さかねの往復書簡

坂根美季さん 往復書簡卒業します!

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2016年の11月から、全12回に渡りかわしてきた、「いちだ&さかねの往復書簡」
新米ライターの坂根さんが、いろんな悩みや質問を書き綴り、
私がそれに応えるという形で続けてきました。

この連載を始めるに当たって、私も「本気でやろう!」と腹をくくりました。
こんなこと書いたら、エラそ〜って思われるんじゃないかな?
そんな思いにフタをして、本気でダメ出しをし、坂根さんのピュアで熱心な質問に本音で答えてきた気がします。

私の辛辣な返事にもめげず、坂根さんはいつも元気よく、手紙を送ってきてくれました。
(途中から、このWEBの読者になってくださった皆様、ぜひ往復書簡の最初から読んでみてください)
その間、私の仕事を少しずつ手伝ってもらい、ぐんぐん腕をあげ、
すっかりいい文章を書いてくれるようになりました。
なので、この「往復書簡」も卒業してもらおうと思います。

そして、最後に私が主婦だった坂根さんが、どうしてライターになりたいと思ったのか、
インタビューをいたしました。
雑談レベルで坂根さんの想いを知ってはいたものの、ちゃんと向き合って、順序立てて
そのストーリーを伺うのは初めてでした。
そして、そこに坂根さんの深い後悔と決意と夢があったことを初めて知ったのでした。

 

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一田:往復書簡を書くとき、「何を書こうかな?」って考えて書いていたの?

坂根:あれは、心の底からふっと疑問が湧いてきたときに、ワ〜ッて書いていたんです。
多分、常に暮らしながら意識していたとは思うんですが……。
その時の疑問を、自分の中であんまりうまく書こうとせずに一気に書いていた感じかな?
本気で攻めたい!みたいな(笑)

一田:ワハハ!私も返事するときは、本音で、ときにはコテンパンに書いていたんですけど、
私からの返事を読んだらどんな感じでした?

坂根:「ああ、そうか」っていう時と、まだ呑み込めなくてわからないなっていう時があったかなあ。
経験値を上げないと、一田さんが言っている本当のことはわからないんだろうなあと思ったり。
でも、それも踏まえてこれから歳を取るのが楽しみになりましたね。

一田:へ~っ!

坂根:減っていくのではなくて、どんどん懐が深くなるっているか……。そうなったらどんな文章が
書けるようになるんだろうなあって、今楽しみになりました。

 

一田:今、ライターになろうと思って何年目?

坂根:私、33歳の時にライターを目指そうと思ったので、5年目ですね。一田さんと知り合ったのは2〜3年前
かな?

一田:最初にライターになろうと思ったのはなぜですか?

坂根:あのね、私今日持ってきたんです。

一田:あ!「暮らしのおへそ」の1号ですね。

 

独身時代、坂根さんは料理教室を運営する会社の営業職として働いていました。
どんどん会社が大きくなる時期で、新たな店舗ができるたびに転勤しバリバリと働いていたそうです。
ところが、納得できないことがあって退社。
どうしようかなと思った時に、たまたま手に取ったのが「暮らしのおへそ」だったそう。

「おへそ」の1号の巻頭が夏木マリさんでした。
『その文章をゴクゴク飲むように読んだんです」と坂根さん。

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この「おへそ」との出会いの前と後に、坂根さんの道を大きく変える出来事が繋がっていました。
私が、40歳でおへそを立ち上げた同じ時期に、25歳だった坂根さんの人生が重なっていた……。
そう思うとなんだか胸が熱くなります。

「往復書簡」を終えるに当たって、次回坂根さんのお話をもう少し詳しく伺いたいと思います。

 

撮影/前田彩夏

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