美しきワガママンたち

コアコア 久文麻未さん

 

1t1a2463rr

 

「美しきワガママンたち」のご紹介も4人目になりました。
ここで、もう一度私がなぜ「ワガママン」に惹かれるかについて……。

ずっと小さなころから、
美しい方がいい。
正しい方がいい。
立派な方がいい。
強い方がいい……
と信じて育ってきました。

でも。
大人になって、
ボロボロの方が美しいこともあるし、
正しくなくてもいいこともあるし、
立派であれば疲れるし
強すぎるとポキンと折れる……。

そんなことがわかってきました。
そもそも、世界を「強い」と「弱い」の二つに分けて、どっちがいいか?と
分類することの無意味さが、やっとこの頃わかってきたような気がします。

ただ……。
ずっと「美しい方を」と選んできた癖がついて、
ぐちゃぐちゃで、混沌として、ファンキーで、意味がわからなくて……。
でもすご〜くチャーミング。
そんな世界をなかなか理解できない自分が情けなくなるのです。

 

そんな中で出会う、「わ〜、素敵だなあ」と思うチャーミングな女性は、
みんなどこか「偏って」いる人ばかりでした。
「好き」という気持ちが強すぎて、バランスが取れなくて、不器用で、
どこかが欠落していて……。
でも、だからこそ「これ」と手にしたものを
キラキラと輝かせる力を持っている。

自分の中にないからこそ、そんなキラキラに憧れるのかもしれません。

Quoi? Quoi?(コアコア)のデザイナー、久文麻未さんもまさにそんな
ワガママンの一人です。
パタンナーの三代朝美さんと二人でソーイングと手芸のユニット「Quoi? Quoi?」を主宰。

 

1t1a2483r

 

昨年出した「ストンとワンピース」は、重版を重ね、
さらに「綺麗に見える『ひざ下20㎝の服」も好評。
一見どこにでもありそうなのに、どこかが違う……。
久文さんの作る服を見るたびに、
この人は、ものづくりの神様に愛されているなあ〜と
溢れ出るばかりの才能と、手を動かすことへの並々ならぬ愛を感じます。

実は、数年前、雑誌の取材で知り合ったのを機に
我が家で編集者など数人で集まり、久文さんに洋服作りを習う「手芸部」を
開いていました。
生地を裁断することから始まって、その日のうちに縫い上げて、着ることができる……。
そんな時間は楽しかったなあ〜。

いつ会ってもキラキラした目で
「これ、作ったの〜」と語ってくれる……。

4人目のワガママン、久文麻未さんに聞いたお話をお届けします。

 

1t1a2425rrr

 

撮影/清水美由紀

 

 

You Might Also Like