1日のやることの数を減らしてみる

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今日の東京は貴重な晴れのようです。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
東京だけ感染者数がじわりと増えて、心がザワザワする日々です。

さて。
そんな中、取材やら執筆やらでバタバタし、
ここ1週間は「見なかったことにしようweek」が続いております!

大きな声じゃ言えませんが、掃除も、ストレッチもパス!
あまりに気になるふきだまりだけ、「マキタ」でちょちょいっと吸い込んで
あとは、ぜ〜んぶ「見なかったこと」に。
キッチンの排水口掃除もさぼっております……。

やっと今日は家にいられるので、久しぶりにストレッチをやりました。

そんなダメダメな状態ですが、不思議と罪悪感はなく、
心もクリア。

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先日とある人に「人生の引き算」について教えていただきました。
みんなものを買ったり、何かにトライしたりと「足し算」は上手だけれど、
引き算が苦手。
どうしたら上手にできるようになるかというと……。
基準を「今」に置くこと。
今必要がないものは処分する。
今必要がない行動はストップする。

つまり、私の「見なかったことにしようシリーズ」は、
今=取材&原稿
に集中するための引き算なのだと……。

「今」は刻々と変わっていきます。
ある時は、取材に飛び回ることだし、ある時は、家を整え心を整理することだし。
それは、もうちょっと長い目で見た人生でもきっと同じ。
仕事が大事な時期もあるし、子育てに集中する時期もある。
友達と遊ぶのが楽しい時期もあれば、ひとりで籠りたくなることもある。

でも、自分が何かにずっと固執していると、
変化についていくことができません。
「掃除だけは絶対やならくちゃ」と思いすぎると、
「今」の密度が薄くなってしまう……。
日々のルーティンは大切だけど、変化に対応する柔軟性はもっと大事。

そして、「今」に集中するために、できないことはとっとと手放す!
身軽になれば、今に向き合うパワーがぐんとアップするような気がしています。

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久しぶりに以前「おへそ」で取材させていただいた植松努さんのブログをのぞいたら、
すごくいい言葉を見つけました。

人生には「これさえやっておけば大丈夫」なんていう切り札はありません。
一生続く仕事もないし
一生を保障するような資格もありません。
最終的にモノをいうのは、
多様な知恵と経験と、生涯学び変化するための興味と好奇心です。
(中略)

一生懸命の「一」にとらわれてしまった人達が、人の多様性に制限をかけます。

最近、人生のお楽しみは「多様性」の中にあるなあと感じています。
「これ」とひとつの世界にこだわらないで、
これもいいけど、あれもいい。
あっちも、こっちも面白そう……と
自分とは違う世界を、受け入れられる人になりたいなあと……。
今まで、決してぶれない自分の「軸」を探さなくちゃ
と思ってきたけれど、
ぶれたって、変わったっていいのかも?と思い始めているのかもしれません。
寄り道しても、また戻って「やっぱりここがいい」と思えるならそれでいい……。

そんなことを考えながら、掃除やストレッチをサボる言い訳をしております(苦笑)
無理をしないで、
今日やることの数を減らしてみるのもなかなかいいものですよね。

みなさんなら、何を減らしますか?

さ、原稿がんばろう〜!

今日もいい1日を

 

 

 


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