日々のこと

コロナ生活で何を考えましたか? ZOOM茶話会 最終回「底」にこそ、光に向かう力が宿る!

新型コロナウイルスによって、今まで体験したことがない生活を体験して、
私の中で何がどう変わったんだろう?
今までよりずっと時間もあって、のんびりしてるんだけれど、
何をどう考えればいいのかがわからない……。

そこで、今どんな風に過ごし、何を考えているのかを聞いてみよう!
と4人の仲間、中川正子さん、久保輝美さん、渡邉麻里子さん、Emiさんに声をかけ、
ズーム茶話会を開いたのは5月の連休中のことでした。
あれから3週間が経ち、少しずつ非常事態宣言が解除され、新しい日々が始まろうとしています。

いよいよこれで最終回です。

前回は、カメラマンだったり、パン屋さんだったり、整理収納アドバイザーだったり、文章を書いたり。
みんなそれぞれ仕事を持っているけれど、
望んでいるのは、カメラマンの、パン屋さんの、整理収納アドバイザーの、ライターの先にあること。
「仕事の名前」には囚われない、というお話でした。

img_1937
                              山に登って、全身で岩を感じる中川さん

中川
「今回初めてお会いしたEmiさんはご存知ないと思うんですけど、
私、昔ギャルだったんです!(爆笑)」

一田
「初めて私が中川さんに会ったとき、撮影の現場に超ミニスカートでやってきたんだよね(笑)」

中川
「そうそう。その時は気に入っていたんですけど〜(笑)。
でも、豹柄は定期的に巡ってくるから、根本は変わらないんだなって思います。
私はもともとヤンキーカルチャー全盛エリアの出身だから。好きなんですよ。豹とかヒカリもの(笑)」

Emi
「正子さんみたいに、自分をさらけ出す人が、これから残っていくのかなあって感じています。
私は今も本当のところをさらけ出しているつもりなんですけれど、まだちょっとだけ違和感が残っていて……。
今38歳で、40代になったらもっと出せるのかなあって思っています」

一田
「フリーライターとかカメラマンとかと違って、Emiさんは会社を経営する人だから
会社のブランドイメージみたいなものがありますよね」

Emi
「ブログ『OURHOME』を12年前に趣味ではじめて、何気なく名前を『Emi』にしました。
数年後会社を退職して、自分の仕事としてやっていくことになり、
夫婦で会社を立ち上げて、スタッフもいる今、
なんとなく最近『OURHOME Emi』という名前に少しの違和感を感じ始めているんですよね。
今日、正子さんがお話しされていた「次の人物像」という言葉がすごく心に残って。
もしかしたら、40代の自分は、「Emi」ではなく本名で活動していくのかな、と思ったりしました」

中川
「私ね、ある時から交換可能な匿名的カメラマンじゃなくて
『中川正子』っていう四文字で活動しようって決めたの。
だから、メールの署名も必ず「中川正子」って書かせてもらって。
10年以上それでやってきているから、今はもう当たり前になってきたけれど、
今でもときどき『絶対フルネームですね』って言われることがあります(笑)。
Emiさんが漢字四文字の名前になったら、また見え方が全然違うのかもね〜。
それがすごく見たいって、今思いました」

92953054_888217888307217_7521756614664126464_n
                             タルマーリーの野生の菌を使った自家製ビール

中川
「ねえ、まりちゃんは、自分がどう見られたいとかはあるの?
いい意味で飾らないし、とりつくろわないっていう印象があるから……。
先日、撮影の時に『このワンピースでいいかな?』って聞かれて、ちょっと意外だったの。
今までの発信では、全部自分を丸出しだったし、自分がどう見られるかなんて気にしないのかと思ってた」

渡邉
「いや、めちゃめちゃ気にしますよ。
私は正子さんみたいに、毎日はおしゃれができないんです。
でも、私なりに決めたい時は決めますよ(笑)
今までいちばんショックだったのは、「お店に行ったら、女将がすごく怖かった」
ってコメントに書かれたことかな。
私って本当に商売に向いていないよなって思います。
どう見られたいというより、仕事の時には『気合い!』みたいになっちゃうんですよね。
そう見られたいわけじゃないのに」

中川
「でも、本来の自分と違うペルソナを作って、そっちに見せようって努力はしないってことだよね?」

一田
「私もインタビューの時に、一見めちゃくちゃ愛想が悪いっていう人もいるけれど、すぐにわかるよ。
本当に冷たい人なのか、本当は心があったかいのかって。
見た目の愛想のよさとか、そんなに関係ないんだと思う」

中川
「うんうん、まりちゃんは、一言で言えば『嘘がない』だよね」

渡邉
「そういう自分が嫌で落ち込んだ時期もあるんです。
でも、商売って最後は信頼されるかどうかだなって思っています。
私ね、意外にビッグネームにはかわいがられるんですよ!(笑)
だけど万人受けはしないってもう諦めています。
東日本大震災の後とか、SNSで批判的なコメントとかも結構きて、
言い方には気をつけようって思ってやってきたけれど、
ずっとやっていたら誰も何も言わなくなってきたから、まあいいか、みたいな(笑)」

中川
「いいね、出過ぎた素敵な杭が完成しちゃったね。
私もあれこれ反応が気になった時期もあったけれど、
そこで学んだのは、SNSであれ、リアルであれ、やっぱり自分で投げたものはちゃんと丸ごと返ってくるってこと。
だから世界を変えたいのなら、誰かを変えるんじゃなくって、自分が最初に変わればいい。
特に、2011年直後は、いろいろ焦っていて、「私はこうします」と言わずに
「私もやるからみんなもやってよ」みたいな押し付けがましいメッセージが
無意識に出ていたのかもしれない。
やっぱり私は知らず知らず、どこか「みんな」を変えようって思っていたんだよね。
今思うと、すごく恥ずかしいし、大きな学びになりました。
だから、Emiさんのマイノートみたいに、この現象はなんだろう?ってノートに書いて図解をしていました。
やっぱり書き出すことってすごく整理されますね」

dsc_8657-641x960
               Emiさんが自宅の玄関横に作ったという在宅仕事スペース

Emi
「少し前に初めてみていただいた整体師さんから、施術後に急に
『あなたは、自分の気持ちをすぐに切り替えすぎるところがある』って言われたんです。
びっくりしたけれど、当たっているかもしれない……と思いました。
経営者として、子供の母として、大変なことがあっても意味があるはず!
とすぐに切り替える癖がついていて。
ポジティブ回収って名付けたんですけど、ポジティブ回収する癖がついちゃっているんですよね」

中川
「わかるわかる! 『すべてに意味があってありがとう』みたいに自動的に思おうとするってあるよねえ」

Emi
「でも、追いついていけない体が悲鳴をあげていて……。
それがダメなんじゃなくて、そんなに素早くやらなくていいよってことなのかなと思って」

一田
「ど〜ん、と落ち込む時があってもいいってことだよね」

 

中川
「友達に言われたことがあります。『ネガティブな感情もちゃんと味わえ』って。
だからもう一人の自分を存在させておいて、
『あらあら、正子ちゃんずいぶん怒っちゃってるね〜』って見ておく感じ。
それを「私は素晴らしい人間だから、そういう感情は起こらないんです』ってやっちゃうと
腕に発疹が出てきたりしちゃう。
ポジティブな人が陥りがちかもしれないね。自分のことを置いてけぼりにしちゃう感じ……」

久保
「マザー・テレサは、死ぬ前の一週間すごくエゴと戦ったんですって。
光と闇って必ず対になっているんだけど、
それをマザー・テレサは全部見なかったんですね。
ずっと光で生きてきて、
最後に自分のエゴと向き合って苦しんだそうです。
だから、光と闇は5対5でいいんですよね。
自分のエゴもちゃんと抱きしめてオッケーと思えると、
みんなのことも認められるんじゃないかと思います」

img_7771
                                   久保さんが定点観測のように作り続けている小籠包

 

最初はこの新型コロナウイルスで変わった日常をどう過ごしていますか?
と聞きたくて、お話を始めました。
2時間以上話し続け、
まだまだ話し足りなかったけれど、
最後の最後に、みなさんが本当は語りにくかっただろう
ご自身の心の底にある思いをちらりと見せてくれたことに、私はちょっと感動していました。

愛想がよくない、と言われる麻里子さん。
すぐにポジティブ回収しちゃうEmiさん。
つい相手を変えようとしちゃった中川さん。
マザーテレサでさえ最後はエゴと向き合ったという「闇」を教えてくれた久保さん。

あ〜、みんな悩んだことがあるんだなあ。
でも、落ち込んで、いったん井戸に潜ったからこそ拾ってこられたものがあるんだなあと思ったのです。

今キラキラと輝く4人の方が教えてくれたのは、
「底」にこそ力が宿っているってこと。

今まで経験したことがない現状を経て、
これからどう変わるかなんて、結論は見えなかったけれど、
みんながそれぞれの新しい扉を開けていくんだろうなあと思います。

実はこのZOOM茶話会のすぐ後、さっそく中川さんから「新しい扉をあけたよ〜」とお知らせ
をもらいました。
なんとご自身でご自身の作品などを販売するオンラインストアを立ち上げたのだとか。
想像以上のアクセスがあり、たちまち想定枚数は完売!
「一田さんも、新しい扉、開けちゃってくださいよっ!」とぐいぐい引っ張ってもらっています(笑)

しばらくしたらまた集まって、新しい世界のことを、また話し合えればいいなと思います。

忙しい中、協力してくれて、こうやってみなさんにシェアすることを快く承諾してくださった4人の仲間に
心より感謝いたします。

そして、この5人の会話が、読んでくださるみなさんの
何らかのお役に立てたら嬉しいです。

 

You Might Also Like