ZOOMイベントでプライベート全開。恥ずかしいのに楽しかったのはなぜ?

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しとしとと雨が降っています。
庭の紫陽花の花がうっすらと色づいてきました。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

非常事態宣言が解除された都道府県が多く、新しい日常が始まった方も多いのでは?
東京はもう少しStay home。
でも、「今日から大丈夫!」という日はなかなかやってこないのでしょうね。
しばらくは、様子を見ながらの手探り生活なのだろうなあと思っています。

さて、そんな中、週末に拙著「暮らしの中に終わりと始まりをつくる」の発売イベントを
ZOOMを通して開催しました。
びっくりするぐらいたくさんの方が集まってくださって、本当に嬉しかったなあ。
終わってからメッセージをいろんな方からいただいて
「普段、イベントに参加したくても、遠かったり、子供がいて無理だったりで諦めていたけれど、
こういう形なら参加できる!とワクワクしました」
という方が意外に多くて、
この新しい形を試してみて、本当によかったなあと思いました。

直接お目にかかることができないのは寂しいけれど、
その分、場所や家庭の条件を超えることができる。
都内の書店などでのイベントが「できない」からやってみたことだけれど、
新たに「できること」が見つかって、大きな可能性を感じることができました。

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いや〜、ただし大変でした!
今回は自宅から中継という形で、
我が家のいろいろな場所を巡りながら、私にとっての「暮らしの終わりと始まり」を
実際に見ていただく、という企画。
雑誌の撮影なら、ごちゃごちゃしたものはカメラアングルから外れるところに置いておけるけれど、
自分でスマホを持って部屋から部屋へ移動するので、
あちこちが写る可能性がある!

あ、ここあかんやん!
こりゃ、見えたらまずいわ!
(なぜかこんな時だけ関西弁)

そんな場所を片付けたり、移動させたり。

さらには、
「せっかく見てくださるんだから、みなさんがこの日の夜のご飯に作れる
簡単なおかずを一品紹介した方がいいよなあ」
と自分で自分の首を絞めるようなことを思いつき、
ささっとお見せできるよう、下ごしらえをしたり、材料を冷蔵庫にスタンバイさせたり。

始める前にすでに疲れちゃいました(笑)

それでも、始まるとたくさんの方のお顔が見えて
ああ、みなさん見てくださっているんだなあとワクワクして、またはりきりモードに!

毎日のストレッチの方法や、
ベッドルームの紹介や、
掃除の仕方まで
あれこれご紹介したのでした。

この写真はベッドルームから中継中の様子を夫が撮ってくれました。

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たぶん、こんなプライベート全開のことは、
普段だったらやらなかったかなあと思うのです。
今、いろんなことが制限され
お子さんがいらっしゃる方は特に、ずっと家族で家にいることは本当に大変だし、
お仕事がお休みになって不安を抱えていらっしゃる方もきっといらっしゃって……。

そんな方の、ちょっとでも気分転換になればいいなあ〜!
と思うと、ついつい「あれもやったら楽しいかな?」「これもお知らせしたら役立つかな?」
とあれこれやりたくなったのでした。

途中、夫がパソコンの前を短パン姿で横切るのがばっちり写っちゃったりと、
いろいろ恥ずかしいこともあったけれど、
終わった時に、「ああ、やってよかったなあ〜」と素直に思えました。

そして改めて思ったのです。
普段、私はカッコつけてたんだよな〜って。
「どう見られるか」なんて手放して、自分を明け渡した方が、
本当の思いって伝わるんだなあって。

「めちゃくちゃ楽しかったです〜」というコメントをたくさんいただいて、
誰かのためを思って一生懸命やったことは、必ず伝わるんだなと思えました。

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今回、参加いただけなかった方のために、お裾分けを。
暮らしの中に終わりと始まりをつくる。
それは、スポンジをぎゅっと絞るようなこと、とお話しました。

いろんなことを吸収した私というスポンジを、毎日1日の終わりにギュッと絞って
洗濯バサミで干しておく。
翌朝からりと乾いたスポンジは、また抜群の吸水力を取り戻します。
そうやって、「はじめて」の気分で、これから始まる1日に向き合えば、
きっと、いつもの風景がキラキラと輝きはじめるはず……。

そのためのいろんな「終わり」と「はじまり」のしかけを、暮らしの中に作ってみたら、
毎日家にいる日々でも、ちょっと明日が楽しくなるかもしれません。

よかったらお試しを!

まだまだ安心できない状況ですが、みなさまどうぞお体お気をつけてお過ごしくださいね。

 

今日もいい1日を!


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