今だけの時間を味わって

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春を通り越して、初夏がやってきたようで、
半袖を引っ張り出してきました。

多くの都道府県で非常事態宣言が解除されましたね。
東京はもう一息です……。

 

さて。
最近時間があるので、よく豆を煮ています。
写真は大好きな白花豆。
一晩水につけておき、コトコト1時間ほど煮るだけ。

これを煮汁ごと小分けにして冷凍しておき、私はスープに入れています。
肉などを入れなくても、煮汁がスープのコクをぐんとアップさせてくれ、
おいしさが断然違います。
冷蔵庫の残り野菜(キャベツ、カブ、パプリカ、タマネギなどなど)と一緒に煮込んで、
味噌だけで味付けをし、豆乳を加えてできあがりです。

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朝、洗濯物を干しに庭に出たついでに、
庭の花を切って小さく生けます。
紫陽花のつぼみがこんなに膨らんできました。
クレマチスはもうそろそろ終わり。
こうして束ねてみると、「今日」という季節と、庭の景色がそのまま室内に……。

これって、フラワースタイリストの平井かずみさんがよく言ってたな〜と思い出します。
花を生けるときには、外の季節をそのまま生かしてって……。

外出しなくなったので、花屋さんに立ち寄ることもなくなり、
庭の花を見つめ直している日々です。

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夕飯前には、近所に散歩に。
夕暮れの中、ゆっくり歩く時間は、以前のあくせくした毎日の中には、
まったくなかった習慣です。

今はあちこちの家の庭にバラが咲いて本当にきれい。
「わあ、あそこの平家素敵だね〜」などと、おうちウォッチングをするのも楽しい!

毎日違う路地を見つけて歩いています。

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そして、帰ったら晩ご飯の準備を。
先日洞爺湖から届いた立派なゴボウを太めのささがきにして、牛肉と一緒に炊きました。
コツは、先に鍋に水1カップほどを入れ、牛肉を投入したら、醤油、砂糖を加えて濃いめに味をつけ、
一旦取り出してから、同じ鍋でゴボウを炒め、
煮汁だけを戻してゴボウを柔らかく煮て、最後に牛肉を戻すこと。

この順番さえ守れば、柔らかいお肉としっとりしたゴボウのおいしさで、
ご飯がもりもり進みます。

これが、最近の私ののんびり生活です。
これからどうなる?とちょっと不安はあるけれど、
こうやって、朝は朝の楽しみを。夕方は夕方、夜は夜……と
1日を味わって過ごせるようになったのは、
よかったなあと思っています。

みなさんは、どんな毎日をお過ごしでしょうか?

今日もいい1日を。


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