ライターズ・マルシェ

都会でエコ生活 その1「新しい服はもういらない」

 

【新しい服はもういらない】

季節が変わると、新しい服を買いたくなりませんか?
私も長い間ずっとそうでした。
去年買ったものもあるけれど、今年着るにはなんだか違う気がしたり、
お店に並ぶ洋服を見て、今年流行の色を持っていないからやっぱり買い足そうか、
なんて思ったり。

今年の春にもそう思いました。
でも洋服を収納している押し入れを覗いてみたら、溢れるほどの洋服が。
え?また買うの?と押し入れに問われている気分になりました。

新しい服を迎えれるなら、断捨離すればいい。
そう思ったものの、気に入った洋服ばかりで手放したいものが見つかりません。
何年も袖を通していないもの、というのもほとんどない。
気に入ったからこそ、たくさん着たいからこそ買ったものばかり。
捨てるに値するものがありませんでした。

ところで我息子の洋服は、多くを夫や私の古着からリメイクして作ってきました。
だから、つい買い足してしまう夫や私の服も、いつかは息子の服にリユースするのだから、
少々増えても大丈夫!なんて思っていたのです。

でも、息子はもう7歳。自分の好みもはっきりと出来、
手作り服を喜んで着てくれる年齢でもなくなりました。
着なくなったら息子の服に〜という言い訳もできなくなったということです。
溢れるほどにあって、収納するスペースもなくて、処分したいものもなくて、
リユースもしないで、それでも買う必要が本当にあるの?

これまでおしゃれを存分に楽しんできました。
似合わない服に手を出したこともあったけれど、経験としては必要で、
おかげで何が似合うか、似合わないかもよくわかるようになりました。
ファストファッションの手軽さに喜んだこともあったけれど、
年齢とともに長く使える、愛着を持てる一着を選ぶようにもなりました。
そして質の良いものは、そんな簡単にダメにはならないものです。何年も着られるのです。
まだまだ現役、そう思える洋服は押し入れの中にたんまりとあります。
毎年、洋服を買う必要なんて、もうとっくになかったのです!

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ところで子どもを持って、これからのこと、未来のことを考えるようになりました。
エコや環境問題には以前から興味があって、
それなりに工夫してきたつもりでしたが、洋服だけは除外してきたように思います。
けれど、息苦しいほどの夏の暑さや、天災の被害の大きさに、
これまでとは違う危機感を感じて、
もっと暮らしの隅々まで考え直す必要があるのでは?と思うようになりました。

毎年ついつい買ってしまっていた洋服も、そろそろ見直す時期が来たようです。
だって私は溢れるほどの洋服を持っているのですから!
そう思えた今がチャンスと、洋服を買うルールを決めることにしました。

まず、その買い物は本当に必要?とよく考えてみること。
必要なければ、買わない。勇気を持ってそのシンプルな選択をすること。
安いから、流行っているから、売り切れるかもしれないから、
といった浮き足立った理由はOKにしないこと。

それでも必要だと思うなら、セカンドハンドを探してみること。
実際に近所のお店を覗いてみると、質の良いものがたくさん見つかってびっくり!
お財布にも優しいのも嬉しいですね。
近所でフリマを開催していたら、のぞいてみるのもいいかもしれません。

新しい洋服の生産には、一般的に大量の水が使われているものです。
綿花の栽培にも、繊維の染めにも必要だからです。
石油由来の繊維が多いのも事実。ウールなど天然素材であっても、
全てがナチュラルな活動ではないかもしれません。
動物たちが劣悪な環境で育てられたり、苦痛を伴う方法で毛を毟り取られている可能性も。
セカンドハンドなら、そういった新たな無駄や問題に加担したことにはなりません。
そう考えると、とても良い気分です。

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それでも見つからなくて、どうしても必要ならば、
信頼できる企業、ブランド、製品を買うようにすること。

例えば今年、私は仕事用の衣装が必要だったので、いくつかの洋服を手にいれました。
買ったものの一つはpeople treeのブラウス。people treeはフェアートレードのブランドです。
発展途上国などで作られる製品に、対等な金額が支払われます。
これはとても重要なことです。ファストファッションのあの驚くような安さは、
不当な価格で買い叩かれたり、どこかの国で誰かが長時間労働を強いられている可能性もあるからです。
子どもが学校に行かずに、働いていることだってあるかもしれません。
安く買えたと私たちが喜んでいる一方で、誰かが泣いているかもしれない。
そういった心配をせずに商品を選べるのは、とても安心です。

もう1点は、IDEEで展開しているPOOLのボトムス。
POOLは、無印良品で出た残布を利用して作られているブランドで、
mina perhonenの皆川明さんが監修しています。
皆川さんとお話しする機会があったのですが、POOLで再利用することで、
無印の残布を大幅に減らすことができたとのこと!
ゴミとして処分されるはずだったものが、新しいもの、
それも素敵な洋服に生まれ変わるなんて素晴らしいことですね。

洋服に限らず、買い物は投票や投資に似ていると思います。
応援したい企業やブランドをよくよく吟味して選び、
お金を渡していけば、社会全体の意識が変わっていくかもしれません。
自分が汗水垂らして、心を砕いてようやく得たお金です。
未来に投資するつもりで大切に使っていきたいなと思います。

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私のエコルール【洋服買い物編】
1)本当に必要か問う
2)どうしても必要なら、セカンドハンドから探す
3)それでもみつからなかったら、応援したい企業やブランドから買う

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