暮らしにかかる手間と時間で、基本形を思い出す

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朝晩はすっかり涼しくなりました。
さて、上の写真は我が家の朝の理想的な風景です。

どこが理想的かと申しますと……。

我が家では、洗ったものは一晩乾かしてから朝しまいます。

で、

1、シンクがきちんと洗ってある
2、洗いかごがきちんと干してある。
3、排水口トラップとごみ受けがきちんと洗って干してある。

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4、ふきんがちゃんと煮沸して干してある。煮沸用の鍋も干してある。

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5、スポンジ類もさっぱり干してある。

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といったところ。
でも、この理想形はいつもじゃないんです。

忙しくなると、シンクを洗わないまま。
洗いかごも干さないから、白い水垢が溜まってくる。
ふきんも「1日ぐらいいいか」とそのまま

 

なんてことがしょっちゅう。
仕事がひと段落して、余裕ができるとこの理想形にやっと戻ってきます。

毎日の「家のこと」って本当に時間や手間がかかるなあと思います。
以前は「できない」という状態に「私ってなんてダメなんだろう……」と落ち込んだものですが、この頃は、「ま、いいか」とあきらめています。
そして、仕事モードから暮らしモードへと切り替わり、
「理想形フルセット」ができるようになると、毎回
「ああ、生活って手間がかかるなあ」と思うのです。

でも、この「手間」となんとか折り合いをつけ、
できない日もあれば、できる日もある、と
淡々と暮らしていくんでいいんだよなあと思います。

手間がかかるからこそ、私は「仕事」から意識をひっぺがし
「暮らし」へと戻ってこられる……。

シンクを洗いながら、ふきんをグラグラと煮ながら、
「生活することって、こういうことだよなあ」と思います。
手間と時間を実感することで、
私は大事なことはなんだったっけ?
と確かめている気がします。

今日もいい一日を


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