一田的「暮らしのおへそ vol28」ダイジェスト版(後編)

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本日、「暮らしのおへそ vol28」発売です!
昨日続き、
一田的ダイジェスト版後編をお届けします。

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洋服ブランド「CHICU CHICU」を主宰する山中とみこさん。
ごく最近はじめた「おへそ」はなんと筋トレ!

食生活を見直し、自宅で朝晩腹筋、スクワット、腕立て伏せを。
何歳になっても、自分は自分で変えられる。
そのことが大きな自信になったそうです。

 

さらには、「人生を閉じる準備をする」というおへそに、私も今後のことを考えさせられました。

 

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今回、出会えてよかったなあと思うのは、臨床心理士の東畑開人さん。

おへそスタッフの木村愛ちゃんが、
学術書でありながら、ユーモアあふれる小説のようでもある「居るのはつらいよ」
という本を教えてくれました。
その作者が東畑さん。

京都大学で博士号を取得したあと、沖縄のデイケアに就職。
初出勤の日に「とりあえず座っておいてくれ」と言われます。
主な仕事は、患者さんとともに「ただ、いる、だけ」。

暇でも、退屈でも、ただ座っている日々に『居るのはつらいよ』と叫ぶ東畑さん。
「いる」がつらくなると、
僕らは「する」を始めます。

そんな体験を綴ったこの本は、
本当に多くのことを教えてくれました。

ぜひぜひみなさんに読んでほしい。

愛ちゃん渾身のインタビューも読み応えたっぷりです!

 

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私と同業の、ライターの村山京子さん。
3人の子供のおかあさんでもあります。

村山さんが話してくれた「GO GO 清水丸」のお話に胸を打たれました。
(村山さんは旧姓で、今のお名前は清水さん)

清水丸という船は、家族みんなで漕がないと沈んでしまう。
3人の子供たちを立派な水夫にするのが、お母さんの役目。
だから、みんな力をあわせて清水丸を守ってね
というお話です。

なんでも「やってあげる」お母さんではなく、
なんでも「できる」子供に育てる。

「家事はお母さんの仕事じゃない」という言葉に納得でした!

 

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群馬県渋川市で、「渋川飯塚ファーム」を営む飯塚さんご夫婦。
地元でとれた果実に、自宅で栽培したハーブを合わせたジャムなどを作っています。

それぞれ会社員としてバリバリ働いていたご夫婦が、
地元に戻り、新たなビジネスを立ち上げるストーリーは
「できないことを無理して続ける」より、「できることを伸ばす」方がずっといい
ということを教えてくれました。

 

この飯塚ファームのジャムが、本当においしいんです!
キウイとレモングラス、清美オレンジとミント
など、ハーブとの組み合わせが絶妙!

 

ハーブ畑でのご家族の写真は、まるで天国のようでした!

 

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おへそはじまって以来、今回初めてご紹介したのが
「介護のおへそ」でした。

安西さんは、テレビ細作会社に勤めながら、週末はご実家に。
15年前に脳出血で倒れて左半身付随になったおとうさまの介護をしながら、
おかあさまの手伝いも。

でも、その介護の明るいこと!
もし、将来自分の両親にそういう時期がやってきたとき………
と想像しながら、お話を聞かせていただきました。

 

人生はプラスマイナスゼロ。
「いいこと」も「わるいこと」も、
人生を味わう糧となる。

という「振り子のおへそ」にいろんなことを考えさせられました。

 

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そして、今回は初めての試みとして、ゲストエディターとして
パンラボの池田浩明さんに
朝食のおへそをレポートしていただきました。
フライパンを使ったトーストの焼き方から、
パンとコーヒーの合わせ方、
おかずの作り方まで。

へ〜!と驚く「パンのおへそ」、読み応えありますよ〜!

 

 

今回も、いろいろな方の「おへそ」と出会い、
真似してみたり、考え方を少し変えてみたり。
おへその本は、読んで使って、ご自身の「おへそ」をバージョンアップする
材料にしていただけたらなあと思います。

習慣には、明日を変える力がある。
それを感じながら、本づくりを続けられることを本当に幸せだと思います。

 

みなさまぜひ手にとってみてください。

 

 

 


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