女の再起動 Vol1 藁谷恭子さん 毎日の中に何かが足らない……。

 

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ちょうど子育てがひと段落した頃。
がむしゃらに頑張ってきた仕事の足をふととめた時。
40歳、50歳と、人生の折り返し地点を迎えた時期。

このごろ、私のまわりの人の中で、
足を止め
辺りを見渡し、
そして、よし!ともう一度エンジンをかけて歩き出そうとする。
でも、どっちを向いて歩いて行ったらいいのかわからない。
私にできることって何だろう?
と悩んでいる人がとても多いことに気づきました。

そこで、この「美しきワガママンたち」のコンテンツの中で、
人生の第一ステージを終えて、
そろそろ第二ステージへと考えながらも、
その道が見つからず、悶々としている方のルポをはじめてみようと思います。

タイトルはずばり
『女の再起動』

この特集は、「答え」を出すことが目的ではありません。
みんなが何に悩み、それをどう捉えようとしているのか、
自分の中でどう消化し、
どこへ向かいたいと思っているのか。
そんなリアルな姿をお伝えできれば、
「ああ、そうそう!」と仲間がいることを感じていただけるのではないかと思っています。

 

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第一回は、藁谷恭子さん。
藁谷さんは、以前開催した「スコップの会」に来てくださった方です。
若い頃は音楽の道を目指したという方。

ミュージシャンだったご主人と結婚。
派遣会社で働き始めました。
でも、第一子が生まれたのを機に、ご主人はサラリーマンに。
そして、第二子出産を機に藁谷さんは専業主婦に。

現在45歳。
長女奈央ちゃんは12歳、次女のそよちゃんは5歳です。
でも……。
毎日の中に何かが足りない……。
「スコップの会」でご自身のことを語ってくださるとき、
少しつらそうだったのが、ずっと気になっていました。

いったい何が足りないのか?
どうして悶々としてしまうのか……。
次回から、藁谷さんの「再起動」について、お話を伺いたいと思います。

 

 

撮影 近藤沙菜


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