きときとノート

ノート4 ライター塾の現場から。文章を書く中で訪れる「あの瞬間」

長かった梅雨にも負けず、畑の夏野菜が収穫を迎えています。ぴちぴちの夏野菜は、揚げ浸しで食べるのが一番好きです。

さっと素揚げして、すりおろした生姜を加えためんつゆに浸して。ほの温かいままでも、よーく冷やしても。ざくざく刻んだみょうがをたっぷり載せていただきます。

つゆを吸った野菜の染み渡る美味しさに、思わず「はあ〜」と声が漏れてしまいます。

 

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さて、普段は自宅で文字起こしをしている私ですが、今年の3月から始まったライター塾では、第1回目から会のお手伝いをやらせていただいています。

私は直接書くことのサポートをするわけではありませんが、みなさんが書いている間にせっせとお弁当を運んだり、お茶を淹れたり洗い物をしたり、会がスムーズに回るように動いています。

今日は、そんなお手伝いの目線から見たライター塾の現場の様子をご紹介できたらと思います。

先日アップされた3期生のレポート、その前の2期生のレポートも、よろしければ合わせてご覧ください。
(第1回目は、まだこのお題がありませんでした。1期生のみなさんならどんな風に書いてくださっただろうと想像しています)

 

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会の中では一田さんからレクチャーを受ける時間もありますが、やはりメインは「書く」時間です。
参加者は与えられたお題に沿って、一斉に文章を書き始めます。

しんと静まり返った空間にキーボードを叩く音だけが響き渡り、書けた人から共有の画面にアップして一田さんの添削を受けていくのですが、これが毎回とても濃密な時間なのです。

その場でアップされたばかりの文章に、一田さんはまるで千本ノックのように「これはどういう意味ですか?」「一番書きたかったことは何ですか?」と次々と質問を投げかけていくのですが、みなさんもそれをしっかり受け止め、自分の中でぐるぐると考え、頭から湯気が上がるほど白熱して手を動かしていきます。

このライブ感こそが、ライター塾の一番の醍醐味ではないかと感じています。

 

レポートに書いてくださった方も多かったのですが、一田さんとのやり取りの中で、みなさんそれぞれ、霧が晴れていく瞬間を体験されています。

自分の中に答えが見つかって、書きたいことがわかったその瞬間。みなさんの顔つきが、パッと変わります。

私は少し離れた場所から会の様子を見守っているのですが、だからこそ俯瞰の視点として、その様子がより色濃く伝わってくるのかもしれません。その人の纏っている空気が、一瞬でガラリと変わるのです。

霧が晴れて道筋が見えたら、あとは一心に手を動かすだけです。書き直すごとにどんどん良くなっていく文章を目の当たりにするたびに、すごい瞬間に立ち会っているなあ…!と毎回のように鳥肌が立ちます。

 

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「書くことの楽しさは、思考の統合にある」と一田さんは「まねしんぼ日記 vol.1」の中で述べていました。

頭の中が整理され、自分の思考とこれまでの経験がひとつになって、本当に書きたかったことが見えた時。

その瞬間こそが、書くという行為の中で一番面白く、一番尊い瞬間ではないかと、この連載を通して私も実感している日々です。

 

参加者のみなさんが「わかった!」に出会えるよう、書くことの楽しさを実感できるよう、私はこれからも黒子に徹して、会を見守っていきたいと思っています。
(黒子と言いながら、みなさんとのお話が楽しくて、つい喋りすぎてしまうのですが…!)

次回はまだ日程調整中ですが、書くこと楽しみたいと思っているすべての方のご参加を、心よりお待ちしています。

 

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