大谷桃子の、母から娘へ。受け継ぐレシピ

野菜天国

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夏は野菜の季節。田舎育ちの私にとって子供の頃の夏のおやつはもぎたてのキュウリやトマト、トウモロコシなど。
(ちょっと憧れの)駄菓子屋(今ならコンビニかな)は自力でいける範囲にはなかったけれど、
家の前の畑に行ってできているものを見つけて食べるのは、単なるおやつ以上に楽しいものでした。
大谷家の娘達も小さい頃は畑でたくさんの時間を過ごしました。
「トマトとってきて〜」とたのんだら、花を摘んだりキレイな石を見つけるのに夢中になって、なかなか戻ってこず、様子を見に行くとカゴの中はまだ空っぽ、結局、私がトマトを収穫するというのがよくあるパターン…それでも、「宝を見つけた!」と拾った石を嬉しそうに見せられたら「(君の仕事はトマトとって来るんじゃなかったの、と思いながらも)よかったね」と笑うしかなかったのです(笑)
今、畑にはピーマン、キュウリ、トマトやナス、インゲン豆など夏野菜があふれています。
畑の野菜は待ったなしでどんどん大きくなるので、手を替え品を替えいろんな野菜料理を作りますが、
やはり、簡単で美味しい料理は自然と作る回数が多くなります。
大谷家の夏の食卓の定番、冷やしトマト、たたきキュウリの和えもの、ニンジン葉のかき揚げ、インゲンのゴマ和えなど、あっという間にできる野菜のおかずをずらっと紹介します。野菜がたくさん出回るこの季節、ぜひ試してみてください。

*表記の材料は全て4-5人分

 

<冷やしトマト>

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トマト 5個(1キロ程度、あればいろいろな色を混ぜても楽しい)
塩 小さじ1
オリーブオイル 大さじ1

トマトを湯むきして一口サイズにカットし塩とオリーブオイルで和え。冷蔵庫でよく冷やして食べる。
バジルを添えて、または、シソを刻んでおしょうゆをほんの少したらせば和風な感じに。
冷たい麺のトッピングにしても美味しい。底に溜まったトマトの汁はパスタのソースに混ぜ込んでも美味。

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さっと熱湯に通して氷水で冷やす

 

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皮をむいてヘタを取り一口大に切る

 

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オリーブ油と塩で和え、よく冷やす

 

 

 

<たたきキュウリの和えもの>

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キュウリ 5本
しょうゆ 大さじ3
梅サワー(青梅の甘酢漬け、なければお酢にお砂糖を少し足して)大さじ1
ゴマ油 大さじ1
おろし生姜 小さじ1

キュウリをすりこぎで叩いて潰し、2cmくらいにカットしてタレに漬け込む。
すぐにでも食べられるが、しばらく漬け込んでからも味がよくしみて良い。
こちらもハムや薄焼き卵などと共に冷やし麺のトッピングにしても美味しい。
シソやゴマをトッピングしたり、蒸し鶏と和えてもまた違った味を楽しめます。

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キュウリをすりこぎで叩く

 

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ヘタを取り2cmくらいに切る

 

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調味料で和え、よく冷やす

 

 

<ニンジン葉のかき揚げ>

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ニンジン葉 100g
チリメンジャコ 50g
薄力粉 大さじ3
片栗粉 大さじ2
水 大さじ4

ニンジン葉を4-5cmの長さに切り、粉類を全体にまぶす。
様子を見ながらまとまる程度に冷水を加え、中火でからりと揚げる。
これはニンジンを間引いた時に作ります。
私たちが暮らす地域では、時々スーパーでニンジンの間引き菜を売っているのですが、みなさんのところはどうですか?もしも見つけたらぜひ作ってみてください。パセリで作っても美味しいです。

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カットしたニンジン葉とジャコに粉をまぶし、軽くまとまる程度に水を入れる

 

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中火でふわっと浮かんで軽い感じなるまで揚げる

 

 

<インゲンのゴマ和え>

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インゲン豆 150g程度
すりゴマ 大さじ2
かつお節 5g
濃口しょうゆ 小さじ1

5分くらい茹でてよく水を切り、食べやすい長さ(半分くらい)にカットし、ゴマ、かつお節、醤油で和える。

おばあちゃんがよく作ってくれた思い出のおかず。
普段私はパックに入ったすりゴマを使っていますが、おばあちゃんは洗いゴマを炒って、すり鉢とすりこぎでゴマをすり、そこへ茹でたインゲンと調味料を入れて和えていました。
出来上がったゴマ和えを器にうつすと、すり鉢のスジスジの間に詰まったゴマをキレイにするために、白ご飯を入れて混ぜ、小さなおにぎりを作って私や弟の口にポンと入れてくれたのを憶えています。そのゴマのおにぎり、本当に美味しかったな〜。このおにぎりのために、久しぶりに洗いゴマを手に入れてすり鉢でするところから作ってみようかな…そんなことをぼんやり考えていると、ウスイエンドウの卵とじ、鱧のフライ、五目豆、イトヨリの煮付け、揚げ出し豆腐、などなど、おばあちゃんが食べさせてくれて好きになり、今も私が作るものを挙げかけるときりがないということに気づきました。
もしも、どこかでおばあちゃんに再会することができたなら、「美味しいものをたくさん食べさえてくれてありがとう」って言いたいです。そしてまた、私もこんな風に、誰かに何かを食べた時にふと思い出してもらえるようになれたら嬉しいな、なんて考える夏の夕べでした。

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