生きるスピード感

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近所の住宅街の白梅紅梅が満開で、
こぶしはふさふさした蕾を膨らませ
風は冷たいけれど、春の訪れを感じるこのごろです。

年明けから追われていた1冊本の原稿のめどがやっとたち
ほっと一息ついています。
前回、朝のおへそを再構築中と書きましたが、
やっと毎日掃除をするペースに戻ってきました。
そして、「やっぱり毎日掃除しよ!」と決意を新たにしております。

というのも、毎日掃除したほうが、断然ラクだから。
「昨日もやったから今日は、ま、いいか」とやめると
次の日も「朝早くでないといけないから、できなくて当たり前だよね」
となって、
どんどん「やらない日」が増えていきます。

でも、どんなに大雑把でもいいから「毎日」やると、
昨日やったから、あんまり汚れていないし、すぐきれいになります。
このあたりは「おへそのすきま」に詳しく書きましたので、
ぜひ読んでみてください。

 

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そして、今日掃除機をかけながら思ったのでした。

暮らしは、「リズム感」だよな〜って。
振り子が、最初のひと振りをするときはエネルギーがいるけれど、
ふた振り目、3振り目とだんだんスムーズに揺れるように、
暮らしにも「リズム感」ってものがある。

それは掃除のリズムだったり、
料理のリズムだったり、
仕事のリズムだったり。

どんなことも「リズム」を生み出すまでが大変!

うんこらしょと、力を入れて、ネジを巻いて、走り出さないといけないから…….
でも、一旦走り出せば、リズムに乗って、できちゃう!

そんなとき、大好きな知人と会ってゆっくり話をしました。
彼女はキラキラ輝いて、いつも明るく前向きで、
やりたいことを、どんどん形にしている人です。
いろんな話をしたけれど、
いちばん「そっか」と感じたのが、彼女の「生きるリズム感」でした。

「素敵だな」と思う人に出会ったらすぐ真似する。
「いいな」と思う本を読んだら、その内容をすぐやってみる。
そのスタートダッシュの早いこと!

同時に、驚いたのが
「違うと思ったら、すぐ手放す」ってこと。

私は、今までやり始めたことをやめるとき、
「あ〜あ、私ってやっぱり三日坊主なのよね〜」とちょっぴり後ろめたかったのですが、
彼女は「それは必要なかったこと」と
潔くどんどん手放していました。

すぐやる。
すぐ手放す。
またやる。
また手放す。

その繰り返しで生まれたリズムにのって、彼女はどんどん磨かれて
どんどん光り輝いていたのでした……。

じっと立ち止まっていたら風は起こらない……。
あれこれ吟味してから、とか
できるかどうかわからないから、とか
いいか、悪いか判断できない、とか

いろんなジャッジをする前に、とにかく動き出す!

やっていくうちに、自分に合うもの合わないものを
肌で感じられるから
そこで、続けるか、やめるかをジャッジすればいい。

というわけ。

 

春はなにかを始めたくなる時期です。
みなさんの、生きるリズムは、どんなふうに響くのでしょうか?

 

写真は、岡澤悦子さんのマグカップ。
掃除が終わると、これで爽やかなミントの香りの、マリアージュフレールの「カサブランカ」を
飲みます。

 

 

 


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